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釣行記 2018年11月3日 土曜日
千葉県 木更津出艇
アジ・メバリングの熱い夜

Naoya船長からお誘いいただき、
氏の愛艇 Little Marshにお邪魔してきました。

Naoya船長と言えば、真っ先に思い浮かぶのは夜の魅惑の世界。
アジングとメバリングです。

「アジがポイントに集まって来ましたよ!」

ということで、アジングの入門にオススメいただいたのです。

私はメバリングは毎年何度かやらせていただいてはいるものの、
「ハイブリッド」などと無理矢理呼んでいる、ジグヘッドにイソメを付けた・・
いわばインチキメバリング主体で、楽しんでいたのです。

そんなスタイルでも、アジが食いついてくれることがありますが
勿論、アジを狙って掛けているわけではなく、
たまたま釣れた魚がアジだった・・ というマグレに他なりません。

と、いいますか・・
メバルもアジも大好きなので、来る者拒まず、
どっちでもいいから釣りたい・・ と言った方が正解だったりします(笑)

今回はアジング入門ということで、少しアジに拘ってみたいと思いました。

メバリングですと、ストラクチャーにタイトにキャストして、
できるだけ自然にフォールさせていくと・・
テクニックなど一切無用の最低限のアタリだけは出てくれるのですが
アジングはなかなかそうはいかないようです。

メバリングが好きなフォールに加え、
レンジを見付けて、そのレンジを水平方向にスイムさせることが
必要になってくるようです。

1グラム前後のジグヘッドに・・
ラインは皆さん03を使っているのですが、
私のラインは太すぎると言われるフロロの06(笑)

水深は深いところでは20メートルあります。

この条件だけ見ても、私にはちょっと敷居が高めです。

自分が投げたジグヘッドがどこに有るのか・・
それすら容易にはわからないことでしょう。

とは言っても、今回はNaoya船長だけでなく、
アジングを教えてくださる豪華メンバーが勢ぞろいなのです。

Naoyaさんも一目を置く、M先生!
お初の同船・・ 「わっ 本物だぁ!!」 なんて感激です。
色々な釣りをされますが、特にアジングはプロ並みなんですねぇ♪

そして、アジングは少し先輩のNOZOMIさん。
実はM先生お手製、世界に一本の専用竿を使って、
アジやメバルをバンバン釣り上げているのです。

こんな豪華メンバーで入門釣行ができるなんて!
ここまで恵まれた環境で、何も得られなかった・・ 
では済まされないですね(-_-;)


さて、今回舵を握ってくださったのは・・
『きさらづ海洋少年団』の団長様でありましたぁ♪


アジング,メバリング
実はNaoya船長です(笑)

Naoya船長の息子さんは、この少年団で活動し
海の男としてたくましく、健やかに成長しているのですが、
お父さんがこの少年団をお世話する側で活躍されているという
とってもステキな関係なのです。

いいですねぇ♪

こんな いいお父さんですが、しばしの間、私の船長です(笑)

Naoya船長は暗い海上を、まるで自宅の庭のように船を進めます。


アジング,メバリング
ワクワクが押し寄せて苦しい・・(-_-;)

風が少し吹くか・・ の予報でしたが、そうでもなく、
楽しい釣行になりそうな予感です。

今回 アジングということで、基本的には普段メバリングて使っている
ジグやワームをほぼそのまま使いますが、
これに加え、シラウオをイメージしたワームを何種類か用意しました。

雰囲気だけですが・・
なんだかアジングらしくなってきましたよ(笑)


アジング,メバリング
シラウオ系のチョイスで固めました

それと・・
良い思い出は忘れられません。

3月にお邪魔した時に遭遇したメバルの超常現象!
水面付近を引くハードルアーに何匹ものデカメバルがワラワラと・・

これに対応すべく、ハゼクラまで持ち込んでいました。
これが炸裂することにでもなったら堪りませんねぇ(笑)


アジング,メバリング
メバルが浮いたら間違いなくコレが楽しい!

まず最初のポイントに入ります。

私も今回はハイブリッドを封印。
はじめからジグヘッド&ワームを使ってキャストします。

上の層から探ってみようと、見よう見まねでカウントダウン・・
そしてリトリーブしていると・・

小さなアタリを感じますが、これは乗らず・・
次のキャストで、同じようにやってみたら今度は竿先が絞り込まれ
フッキングできたようです。

これは何度味わっても、毎回初めてみたいにときめきます。
堪らないですねぇ♪

大きくはないですが、とっても嬉しい1匹目。


アジング,メバリング
今釣行第一号は黒メバル

上で食ってきたし、2投で2回当たったので、
これは幸先が良いのでは? と思うも後が続かず・・

船中、皆さん同じようだったので、Naoya船長は早目の移動を決めます。


次に入ったポイントは3月に超常現象を体験した場所の近くでした。

到着するや、メバルらしきボイルが見られ、期待が高まります。
もしかしてハゼクラ炸裂かぁ♪?

いかんいかん、まずはアジです、アジ。

キャストを始めると・・
ほぼ1投ごとにアタリが出て、船中はにわかに賑やかになります。

M先生、さすがです!
釣れたアジは25センチくらいで幅広の良型なんですが
それよりも、このクールすぎる自作ロッドが目をくぎ付けにします。


アジング,メバリング
超クールなロッド 私もこんなの欲しいなぁ

持っているだけでウキウキするようなかっこいい・・
それも自作ロッドですから、釣り上げた魚の価値はどんなでしょう?

いやぁ 垂涎です。

アジの話に戻りますが、釣れるアジはことごとく良型!
しかも体高のあるブタアジです。

体表面のゴツゴツ感も認められ、これはラードアジに間違いありません。
かなりの上物です。

メバルも釣ってメチャクチャ楽しいのですが、
こんなアジがまとまって釣れることなんてめったに無いはずなので
ここはアジをどんどん釣らないといけません(-_-;)

そんな時に限って・・


アジング,メバリング
メバルもサイズが良いっ!

大メバルです(笑)

これは27センチあろうかという、この日最大の一尾でしたが
他にも23センチ~25センチの良型が上がりました。

まだまだこの場所で、アジもメバルも釣れていますが、
この日のNaoya船長は飛ばします。

「移動しましょうか?」

水深のあるポイントで更なる良型を狙おうという考えでしょうか・・

巨大タンカーを係留するバースへ来てみました。


アジング,メバリング
バウデッキで怒涛の良型ラッシュ!

ここではボートの先端のバウデッキに入っていたNOZOMIさんが
一発目から怒涛の入れ食いを披露します。

Naoya船長の狙い通り、魚のサイズが上がりました。
これなら尺も出そうです。

堪らずM先生もバウデッキへ移動・・

そのそばから、タモ入れが必要な大型のアジを上げていました。


アジング,メバリング
M先生 大型! タモは海洋少年団の団長(笑)

ここでも結構な数の上アジが上がっていたのですが、
Naoya船長は次々に場所を移動します。

今度は同じラインのタンカーから離れた岸壁のポイントで、
水深は20メートルあります。

少し開けた場所なので、船中の各釣り座から
めいめいが好き勝手にフルキャストすることができます。

明かりの灯る縦ストの影にこすりつけるような
リトリーブもヨシ・・


アジング,メバリング
来るっ! 客観的に見て とってもワクワクする画

あえてダークサイドに潜む大物を狙うもヨシ・・


アジング,メバリング
ワームスイミングの練習中(笑)

どこへ投げても、それなりに結果が出てしまいます。

しかも、どのアジも上物♪

27センチ~28センチは当たり前、尺アジも出ます。


アジング,メバリング
アジングってサイコーですっ!

一応、カウントダウンの目安が理解できてきました。
これはM先生の釣りを見ているだけではなかなかわからないのですが、
試行錯誤で何となく、それっぽくなってきたような・・

M先生を見ていてとても参考になったのは
ワームがなるべく浮かないように、頭を押さえるように引くことです。
少しつかめたような気になっていましたが・・

これだけ魚影が濃く、食い気が立っていると
いい加減にやっても釣れるんじゃないか? と思えてきました。

ところが、やはりいい加減ではダメでした。
キッチリワームを泳がせてやらないと釣れません。

この結果は、ちょっと嬉しかったです。
つかめた気になっていただけでなく、おぼろ気ながらでも
それが少しはできていた・・ ということになりますので。


アジング,メバリング
シラウオパターンの重そうなアジ♪

そしてNaoya船長は小移動を繰り返します。

最初は「釣れているのにもったいない」と思ったのですが、
これが釣れる人の釣り方なんだと気付かされました。

良い時はあるものですが、やはり良ければ良いほど
高頻度で釣られていく魚が場を荒らします。

釣行中、でそれを一切感じなかったのは、
まさに、この移動のタイミングのお陰だったのではないでしょうか。

渋い時にこれをやっても、なかなか結果に結びつかないのでしょうが
状況を見て、このパターンを選択したのでしょう。

あっぱれです。
それに、今回も船頭さんに徹し、楽しませていただき
感謝・感謝なのです♪

アジもメバルも釣れ続きます。


アジング,メバリング
M先生とダブルヒット!

歓声や雄叫び(笑)も途絶えません。

実に愉快な釣りになりました。

何匹か交じった尺ブタアジ♪
通常の同サイズのアジの倍くらいの重量感がありましたよ。


アジング,メバリング
圧倒的な質感の尺ブタ

画像ではわかりにくいのですが、魚体の厚みもすごかったです。
これ、中身は養殖ハマチのようになっていることでしょう。


おっと、NOZOMIさん・・
これはシーバスに捕まったかなぁ?

そういえば、この釣りの最大の敵、シーバスがお留守でしたねぇ
終盤を迎えるこの時点で、私はまだ一度も捕まっていませんでしたし、
おそらく皆さんもそうだったと思います。

ここへ来てとうとう・・

えっ! アジなんですかぁ?
M先生作のロッドが満月なんですがぁ?


アジング,メバリング
尺アジをあしらうNOZOMIさん

この尺級も無事に取り込んで、イケスは大変なことに・・(笑)
目測で20センチ以下のアジはリリースしていたのですが、
そもそも、そのサイズはあまり釣れませんでした。

泳いでいるアジを上から見ると、その厚みがおわかりいただけるかと・・

釣りだけなら、まだまだずぅ~っとやっていたいのですが、お土産は十分!

アジング,メバリング
イケスは分厚いアジとデカメバルでいっぱい

「そろそろ引き上げましょう!」

と、船長の合図にやっと目が覚めた(笑)ような気がしました。

後載せ画像です・・

途中イソメを付けた胴付仕掛を投入したのですが、
投入して置いておいたこの仕掛には、あまり魚は掛かりませんでした。

唯一2匹掛かったのがこの画像で、これ以外は1匹しか掛からず。
この仕掛での釣果はトータルで3~4匹程度でした。


アジング,メバリング
これはちょっとご愛敬(笑)

困った時の救いとなってくれるイソメですが・・
今回に関しては、まったく必要なかったですねぇ(笑)

実は・・
釣行前にNaoyaさんが、「イソメは要りませんからねぇ」と
言っていたんですけどね(笑)

帰る前、イケスから大き目の魚を取り出してNOZOMIさんが
1匹ずつ〆て血抜きをしてくださいました。

クーラーボックスに納めてみると・・
危うく入り切らなくなるところでしたが、ギリギリセーフでした(笑)


アジング,メバリング
宝物がザックザクのクーラーボックス

それでもNaoyaさんは「皆さんでどうぞ」と言い、
お土産をたくさんいただいてしまいました。

品物が保証されたアジ・・
これは帰宅後も楽しみです。

Naoya船長、NOZOMIさん、M先生・・
楽しい釣行をありがとうございました。


さて帰宅。

早朝に帰宅することは、このアジングやメバリングの他に
鹿島港のオカッパリをする時くらいなので、ちょっと調子が違います。

とりあえず、道具やウエアなどを洗いますが、
その時間からだと、なかなか寝る気にもなれず、そのまま動いてしまいます。

アジの品質が気になっていたので、数匹をさばいて刺身でいただくことに・・

ウロコを引くときの体表面の質感で確信は持っていたのですが
まさかここまでとは!

白いアジです。


アジング,メバリング
どこまでも白いアジ・・ 

ラードがビッシリと腹に詰まっていて、内臓が見付けられないほどです。

ラードアジを手にすることができる機会は以前と比べて格段に増えましたが、
釣ったアジのすべてがラードアジだったことは過去に1度しかありませんでした。

この後にすべてのアジをさばいて判明したのですが
今回のお土産はパーフェクトでラードアジでした。
それもラードの密度が半端じゃないので、間違いなく過去最高の品質です。

ここだけの話・・
ご近所へのお裾分けをちょっとためらったほどです(笑)

刺身を切る前に、お昼ご飯用の味噌汁を作ります。
落とした頭からエラ等を取って、きれいに洗い、
水気を取って塩を振り、ラップをせずに冷蔵庫に置いておきます。

この時間を利用して風呂に入り、メバルを煮付け用にさばいてから
ご近所へのお裾分けに走ります。

ひと段落したところで、冷蔵庫に寝かしたアジの頭を炙り
ショウガのスライスと一緒に水から超弱火にかけます。

次第に鍋の水は背脂ラーメンのつゆのような状態に・・


アジング,メバリング
4匹分の頭だけでギトギト

これはちょっとやり過ぎたかな・・
と心配しつつ、ニンマリしてしまいました(笑)

さばいておいたメバルは湯通しし、
氷水に浸けて骨の芯まで冷やしておきました。

ごめんなさい、卵がたくさん・・
これも美味しくいただきます。

黒砂糖と日本酒だけで煮汁を作り
日本酒のアルコールが飛んだところで、醤油とみりん、
ショウガとゴボウを加えます。

一旦火力を上げ、煮汁を魚に回した後
再び弱火にして、アルミホイルで作った落し蓋をして
超弱火で煮込みます。


アジング,メバリング
これも最高級の煮付けですね♪

煮付けを作っていると・・

お裾分けに伺ったお宅の奥様が訪ねて来られました。
土地を借り、趣味で野菜を作っているご夫婦なのですが、
採れたての野菜をたくさん持って来てくださいました。

なんでも・・
旦那様にお裾分けの魚を見せたところ、大きな黒メバルを見るや、
「これは貴重なものを!」ということで、お返しの配達を依頼されたとか・・

わかってくださる方がご近所にいらっしたなんて嬉しいですねぇ♪
でも、アジをさばいたらもっとびっくりされるはずですよ(笑)

いやぁ これも楽しみです。
でも野菜はもう食べ切れませんよぉ(笑)

して・・
サクにして冷蔵庫に置いておいたアジを刺身に・・


アジング,メバリング
当日なのに白く濁った刺身は最高級の証

これもやりすぎですね♪

個人的にラードアジと認定するアジの中でも最上級だと思います。

釣り人でもめったにいただけないはずです。

養殖ハマチの脂はくどすぎていただけませんが
脂控えめの天然ブリは美味しくいただく私でさえ、
こと アジに関しては、ラードが飽和しているものをこよなく愛します。

ラードアジは脂が多い分、寝かせるとクセが出てしまいそうですが、
もともと旨味が濃いため、寝かせる必要も無いと思われますので、
当日か翌日に美味しくいただきます。

ホントは待ちきれないだけなんですけどね(笑)

すぐに食べ切れない場合は、干物を作るに勝る対応はありません。


アジング,メバリング
これもビックリ! 白い干物!

「白アジの干物」とでも銘打って、ブランド戦略に出れば御殿も建ちそうですが、
この品質を周年維持するのは無理でしょうね。
ビジネス化は難しいか・・(笑)

脂が多いと、塩が骨元まで入るのに時間が掛かると思い、
塩洗いしてからの放置時間を長めにとり、
気持ち濃度の高い塩水に浸けました。

浸け液には勿論いしるも加えます。

天日に当てて干すと、身から脂が染み出てきます。

これ・・
焼いたら大変なんですよ!

何が大変なのか、おわかりですよね(笑)

脂がバチバチ ポフッ♪
白く上品な身には似つかわしくない、激しいサウンドを奏でるのです。

この、脂がほとばしる音・・
そして焦げる香りがまた堪りませんねぇ。

味は言うまでもないでしょう♪

翌日も干物と、隠し持っていた(笑)刺身でご飯をいただきました。

さて・・
1日寝かせた刺身はどうかなぁ・・


アジング,メバリング
1日寝かせた白アジも実に濃密な味わい

んっ! これも旨いっ!!

確かに味が濃厚になっています。
これは普通のアジでも勿論同じことになるのですが、
魚の身本来の旨味の変化に加え・・
脂の旨味も独自に濃くなっているようです。

これはアジとはちょっと・・ いや、かなり違うものになっていますね!

旨すぎるっ!

でも、ここまでかな・・
あと1日寝かしてもいいとは思うのですが、
私の許容を越えてしまいそうで、怖くなります。

新ジャンルのアジング・・
これもメバリング同様、とっても面白い釣りです。

今回のパターンでは、ワームを泳がせることが基本になったので
メバルとは違い、ほぼ向こう合わせでした。
掛けるというより、触らせるといった感じで、
触らせるまでの泳がせ方がキモなんじゃないかなぁ と思います。

水平に泳がすので、触れば高確率で掛かる・・ そんなイメージでした。

まぁ 専門にやってみたのは初めてなので、
「ちょっとかじった」レベルにも及ばないでしょうから、
でたらめなことを記しているかも知れません(-_-;)

しかし、このラードアジの旨さだけは、他には無いと言い切れます。
ラードアジの多いこの時期に、あえて専門に狙う価値があります。

できたら年内にもう一度ラードアジを求めて海に出たいと思います。

いや~ 釣りってホントにいいもんですねぇ~


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アジング,メバリング


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