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釣行記 2018年11月11日 日曜日
千葉県 木更津出艇
第4戦があった 2018 ラストワラサ


「のぶあきさんからのリクエストでワラサ呑ませ
(※)で出るけどどうですか?」
(※アジ泳がせワラサ)

NOZOMIさんからお声がけいただきました。

今年のワラサは10月6日の第3戦でおしまいと思っていましたが
それより1ヶ月以上遅いこの日に、思いがけなく挑戦できるなんて・・
日程も良く、お言葉に甘えてお邪魔しすることに。

のぶあきさんと言えば、このところお仕事の都合で釣行が減り、
たまに行かれる際は予定が合わず、すれ違いばかりでした。

そういう訳で、ワラサのハイシーズンもご一緒することが無かったのです。

時期的にワラサを手にすることは難しいかもしれませんが
久々にお会いできることが楽しみのひとつとなります。
もちろん奥たまもご一緒です。

それに、のぶあきさんの義兄さんも参加されるとのことで
こちらはかなり懐かしさを伴うご対面となります。

たしか・・ 
2015年のGWに走水の吉明丸でご一緒しして以来かと・・

ということで、ゲストだけで4名となったので、
NOZOMIご夫婦は竿を出さず、完全に船宿の船頭と女将さんでした。

この場を借りて・・
いつも本当にありがとうございます。


東京湾,ワラサ,アジ泳がせ
バウデッキからの見慣れた風景(笑)

釣り座は・・
バウデッキ(みよし)の左にのぶさん、右に私。
スターンデッキ(とも)の左に奥たま、右に義兄さん。

最近 NOZOMI艇にお邪魔した際の記事で
釣り座を『バウ』とか、『スターン』と表現していますが

NOZOMI2号はキャビンが大きくなったことで
キャビン横(ドウ)で釣りをすること自体が無くなったため、
個人的にはこの表現がシックリすると思っています。
平たく言えば『前』か『後ろ』なんですけどね・・(笑)
専門的には間違っているかもしれないので、あらかじめご了承ください。


さて出艇です。

今回も木更津マリーナを出てすぐのところで、サビキアジが好調!
すぐにたくさんのエサアジが手に入ったのですが、
土産にしようと思っていた、脂ノリノリの小サバは完全に姿を消し、
アジはひとまわり~ふたまわり小さくなっていました。

NOZOMI艇は富津岬を回り込んだところで、浦賀水道航路を渡り
観音崎方面のポイントに到着。

近くに「呑ませ」をやっているのであろう、プレジャー艇がいたので
NOZOMI船長が声を掛けます。

「どうですぅ?」

「ひとつ出ましたっ!」

「おぉ~ すごいっ! やりましたねっ 頑張ってくださ~い」

まだワラサが残っているらしい・・
まぁ 真冬でも回って来れば出ることもあるだろうし
ハイシーズンでも釣れないことがありますからねぇ。

でも、これを聞き、俄然ヤル気が出ました。

いや、そうでもないか・・
はじめっから釣る気満々でしたから(笑)

そのヤル気度合いを示しているのがこれっ!

今回はシーズンラストになるので、ワラサとのファイトを堪能しようと、
電動は使わず、カルカッタ801Fをチョイス♪


東京湾,ワラサ,アジ泳がせ
久々の登場 カルカッタ801F

手巻きでの勝負です!

しかし、この空回りとも言えそうな意気込みで魚に殺気を読まれたか・・
1時間流していただいても、どの釣り座もアタリ出ず。

そんな時、のぶさんの義兄さんの竿が刺さります。

結構なのされ様です。
これはサメじゃなかったら、絶対にブリ級です!!

必死に堪える義兄さんですが、巻けてる様子ではありません。
ドラグが滑りながら電動の音だけが響いているようです。

魚の正体は一体なんなのでしょう?
ぜひ上げていただきたいものです。

しかしその気持ちに反し、下へ下へと突っ込んでいるようです。
ロッドの様子を見ていると、キビキビ泳いでいるのではなく
重量にモノを言わせ、頭を下にしてゆっくり泳いでいる感じです。

そうなると巨大なサメの線が濃厚ですが・・

私たちは自分の仕掛を上げて、このやり取りを見守ります。

本当に重そうな引きですが、義兄さんは上手く粘っています。

が・・
一瞬 それまでとは違う力が加わったかと思うと、
竿先は一気に天を指しました。

「あぁ~・・」

船中 誰ともなく、ため息を漏らします。

残念・・
一体何だったんでしょう?


東京湾,ワラサ,アジ泳がせ
蛍光グリーンのウェアが義兄さん

その後船中は再び沈黙ムードに包まれますが
そんな中、今度は私にもアタリですっ!

今シーズンは電動でも、手持ちで誘っている時にアタリが集中します。
このアタリも手持ちで取りました。

しかし・・ 掛けたそばから、これは無理だろうと感じました。
重量感が凄まじいのです。

泳いで首を振る様子は伝わってきますが、どうやら青物ではないようです。

「サメですねぇ」

私は早い段階でこれを告げました。
このやり取りで、義兄さんが掛けたのもサメだったのなぁ・・
と感じました。

針外れやハリス切れはいいのですが、
PEラインの高切れだけは避けたいので
一応丁寧に(笑)対応しました。

だいぶラインを持っていかれたのですが、
予想に反し、少しずつですが貯金ができていきます。

長いやり取りになりましたが、とうとう魚が上がってきました。

あと10メートル・・ 8メートル・・ そして5メートル・・

息は上がってました(-_-;)

そして・・
水面下に姿を現したのは・・

1ヒロではきかない、大きなシュモクザメ(ハンマーヘッド)でした。

これを掛けたのは、そんなに長くない釣り人生で2回目です。

当然船に上げる手立てはありません。
どうしたものか困っていると・・
タイミング良くひと暴れしてくれて、針が外れました(ラッキー)。

この後、私には再びサメらしきモノが掛かり、
それは姿を見ぬまま、オートリリースに成功しました(やれやれ)。

今シーズンのワラサ狙いでは、お邪魔なサメが掛からず、
そういう意味ではとても釣りやすかったのですが、
この日はやたら多そうです(苦笑)

はるか湾奥方面に目をやると、
海保がヘリから巡視船へ、ロープで隊員を降下させたり、
逆に船からヘリに引っ張り上げたりの訓練をやっていて、
近くで釣りをするプレジャー艇は、離れるよう呼びかけられていました。


東京湾,ワラサ,アジ泳がせ
海保の訓練(船体のSマークが見えます)

さ~て、このサメ地獄をどうするか・・

NOZOMI船長は潮の当たり方が違う方向(海底構造の反対側)へ、
流すラインを変えてくださいました。

そしてその後すぐです。
奥たまが何かを掛けました。

私の釣り座とはキャビンを挟んで対角線となり、
様子はよくわからなかったのですが、ゆとりを持ってやり取りしているようです。

良いサイズの魚が掛かったようですが、青物ではありません。
上がってきた魚を見てビックリッ!

というか、羨ましい・・ いや、羨まし過ぎる!


東京湾,ワラサ,アジ泳がせ
良型のマハタ! これは羨ましい

35センチくらいのマハタです。

30センチ未満の小型はよく上がるようですし、
私も釣ったことがありますが、このサイズにもなると高級感丸出しですね。

これはワラサを何本か上げて、交換の交渉をしないといけません(笑)

そんな風に思うくらい、羨ましい一尾。
やはりNOZOMI艇・・ 女性強しのボートでした。

今回釣れたエサアジが小振りだったことも
この結果を導いたのかもしれません。

この日は午後から風が吹くので、早目の上がりが予定されていました。

13:00を過ぎ、残り時間は僅かとなります。

何となく このまま終わっちゃうかなぁ・・
なんて弱気になりますが、先シーズンより「手持ち&誘い」が
断然有利であることを実感しつつあり、
今シーズンはこれが確信に至る経験をしています。

最後まで誘い続けよう・・

そう信じて粘っていると、
グングンッ!

と、アタリを感じた直後

ジッ ジッ ジーーーーーッ!

と、ラインを引き出されます。

スプールを押さえて、あまり鋭くない合わせを入れます(笑)

「来たっ!」

まずは船中に掛かったことを告げます。
皆さんはご自身の仕掛を上げてくださいました。

この日3度目のファイトですが、
2度はサメだったので、半信半疑ではあります。

「3度目の正直になってくれっ!」

そんな思いで、最初の突っ込みを堪えつつ、底から引き離します。
この時の感触からして、まずワラサに違いないと思いました。

「乗ったぁ?」

「乗りましたっ!! これはワラサっぽいですよ♪」

既に手巻きを満喫中です(笑)

このサイズの手巻きリールは出番が少ないので
結構PEラインが古いんですよねぇ(-_-;)
これは2014年に巻いたものをちょっと前にリバース巻きしたものでした。

まぁ 3号なので余裕でしょう(ハリスは8号)。
巻ける時はガンガン巻きますが、実はドラグの音も聞きたいので(笑)
ちょっと強引に巻いて、その反動で魚が走るのを期待します。

カルカッタに搭載されている、「エキサイティングドラグサウンド」。
今でこそ一般的になりましたが、購入当時はシマノの上位機種にしか
搭載されておらず、私の財布の紐を緩めた要因のひとつでした。

実際にそのサウンドを聞いたことは片手程しかありませんので(-_-;)
ここぞとばかりに泣いてもらいます(笑)

ん~ 堪りませんなぁ♪

自分で巻くのも楽し~~~っ!!

楽しい時間は短く感じると言いますが
本当にあっと言う間に上がってきてしまいました。

NOZOMI船長にタモ入れしていただき、船中1号となりました。


東京湾,ワラサ,アジ泳がせ
ドヤ顔がお恥ずかしい(-_-;)

70センチくらいでしたが、身が詰まった良い魚でした。

このサイズですと脂は乗っていませんが、
私にはちょうどいいんです♪


東京湾,ワラサ,アジ泳がせ
サイズの割に重量があった気がします

さぁ 残り時間も僅かです。
1匹釣れると続くことが多いのもこの釣りの特徴。
どんどんいきたいところです。

ところが・・

その後アタリは続きません。

「最後まで手持ちで誘い続ける」

残された時間、これをやり通すしか手は有りません。

すると・・
ラスト15分くらい・・

私の竿がガッツリ入ります。
入った瞬間から猛烈な重量感。
しかし、キビキビ泳ぐ感じではなく・・(泣)

「サメで~す」

ラスト間際で皆さんの釣りの時間を奪ってしまうのは心苦しく、
切れるなら早いとこ切れてくれ(PEはダメ)・・
と思ったのですが、なかなか切れません。

それにしても重さがハンパ無いです。
初っ端大きなハンマーヘッドが掛かりましたが、
それをはるかに上回る重さです。

切れないわけがないんだけど・・

そう思っていたら、フッ と軽くなりました(笑)

仕掛を直して、新しいアジを付けて投入しても
10分くらいは釣りができたのですが、
私はこのタイミングでお先に納竿としました。

片付けをしているうちに・・

「じゃぁ そろそろ上がりましょうか?」

NOZOMI船長からアナウンスがありました。

と・・ その時!

「当たった 当たった!!」

と、のぶさんが叫ぶ声がしました。

おっとぉ まるで釣り番組のラストではないですか?
あれって本当にあのタイミングで釣れたんですかね(笑)

そんなことは置いといて、のぶさんを応援しないと!

見ると、立てた竿はグゥゥ~っと曲がり・・

あっ!(-_-;)

フワっとテンションが抜けました(泣)。

「くっそぉーーーーっ」

と天を仰ぐのぶさん。

いやぁ ナンとも残念でしたが、ここでタイムアップとなりました。

ということで、ワラサに関しては分けようもないので
私がひとりで持ち帰ってしまいました。
申し訳ありません(-_-;)

でも、ホントは奥たまが釣ったマハタが気になっていたのです。
いかんいかん もらい癖が染みついてしまったか(-_-;)

ひとりで持ち帰らせていただいたワラサですが・・
外観から想像していたように、脂は乗っていませんが
とっても質が良かったので、近くに住む長男も呼んで
刺身はその日だけで食べ切ってしまいました
(三男坊主は遠くに住んでいるのでごめんなさい)。


東京湾,ワラサ,アジ泳がせ
刺身の一部

投げマンのヌコさんの話を聞けば、
大人4人でワラサ1本なんて当たり前・・ なんですけどねぇ(笑)

アラもブリ大根(ワラサ大根)として、美味しくいただきます。

これも期待を裏切りませんねぇ♪


東京湾,ワラサ,アジ泳がせ
こどもパパ風ワラサ大根

見てくれは悪いのですが、ワラサのアラは大きく切って使います。
カブトは真ん中で割るだけです(笑)

なので、みんなで箸を出すとすぐに器が寂しくなってしまうのですが
心配する必要はありません。

鍋にはまだまだ大きなアラがザックザック残っています。

それにしても・・

大根が旨っ!

NOZOMI船長、のぶさん、奥たま、おぶさんの義兄さん
今回もありがとうございました。

思いがけず、シーズン4回目のワラサ釣りの機会をいただき、
結果も出て良かったと思います(4回中3回で実績、ブリ級1本あり)。

気が早いかも知れませんが・・
来シーズンはワラサ祭りの真っただ中にご一緒できたらいいですねぇ♪

さて・・ 今度こそ本当にワラサシーズン終了です。

次は何を釣りましょうかねぇ♪

いや~ 釣りってホントにいいもんですねぇ~


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