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釣行記 2019年2月2日 土曜日
千葉県 木更津出艇
早春の風物詩 ワカメ採りとメバル釣り

恒例となりました、春と言うにはちょっと・・ 
いや だいぶ早い、超早春のワカメ採りです(笑)

3月近くになると葉も大きくなり、茎ワカメも太くなるのですが、
早い時期の若ワカメを堪能すべく、珍しくこのタイミングでの出漁となりました。

NOZOMI艇のロッドスタンドには・・
おやっ これは釣り竿ではありませんねぇ。

見方によればとても怪しい人たちですね(笑)

22:00頃 干潮を狙って出艇です。


木更津,メバル,春告魚,自生ワカメ,生ワカメ
マリーナの桟橋から出発

以前、このワカメ採りでは役割分担が重要であることを紹介しました。

今回のメンバーと役割・・

まず、当然と言えばそれまでですが、NOZOMI船長は操船に専念。
操船の良し悪しで刈り取り作業の効率が大きく左右されます。

そしてワカメ採りの第一人者 Naoyaさんがカマを持ちます。
Naoyaさんが刈ったワカメを、私が網ですくい取り、
姫がカゴやバケツに詰め込んでいきます。

そろそろポイントに到着です。

時期が早いので、育ち具合が気になっていましたが、
そんな心配をよそに、ワカメたちはビッシリ・・ ズラリと伸びていました。

やはり葉の幅は、やや狭いようですが、もう十分だと言えそうです。

ポイント界隈をザッと見て回り、ここぞっ! というところで漁に入ります。

Naoyaさんの持つ柄の長いカマが、フェンダーの脇から微かに海中を覗く、
狭い隙間に刺さります。

水中のワカメの根際に見当を付け、的確にカマの刃を茎に当てていきます。
さすがですねぇ・・ これはもう漁師の域です。

私はその作業を見逃さず、カマが水面に上がるや、
すかさずタモを柄の限界まで海中に突き刺し、
切り離されたワカメを見失わないように、すくい取ります。

最初のひとすくいは、長~いワカメを巻き取る感じです。
長いものが取れるとその周囲には短いものが残り、浮遊しています。
これを取りこぼさないよう、タモを左右に往復させ、一網打尽にします(笑)

タモは水中になるべく深く突っ込んでいますし、
ワカメが入って水圧も掛かってくるため、これがかなりの重労働となります(-_-;)

重労働なので、それを背後のデッキに投げる工程がちょっと雑になります(笑)

背後に控える姫に何度か冷たい海水を浴びせてしまいましたが、
姫はお構い無しにせっせ せっせとワカメを納めていきます。

この一糸乱れぬ鮮やかな連携プレイで、次々とワカメが収穫されていきます。


木更津,メバル,春告魚,自生ワカメ,生ワカメ
まるで漁船内の画のようですね(笑)

後半はNaoyaさんからカマを渡され、刈り手とすくい手が交代です。

私の息が上がっていたことに気付かれたかな?(笑)

Naoyaさんが刈っているときと比べ、収穫のスピードは遅くなりますが(苦笑)
それでもチームワークに助けられ、楽しく採ることができました。

ちょっと残念だったのはメカブが育っていなかったこと・・

3月になる頃に来ると、大きな物が僅かに手に入ることもあるのですが
この日見付けたのは、どれも小さかったので採るのを遠慮しました。

あっという間でしたが、予定量を確保して、ワカメ採りは納カマとなりました(笑)

NOZOMI艇は一旦桟橋に戻り、収穫物の水揚げ作業に入ります。

私はワラサ釣り以外には殆ど出番が無い、長~いクーラーボックスを
持参していたので、これにワカメを納めます。


木更津,メバル,春告魚,自生ワカメ,生ワカメ
私の配当分だけでも猛烈な量ですっ!

どれくらい・・?
ん~ 5キロはあったでしょうかねぇ・・

でも、これだけ有っても歯応えと香りがとても良いので
お裾分けはたいへん喜ばれ、当家も非常識なスピードで食べ尽くしてしまうのです。

マリーナの駐車場でしばし歓談。

第2ラウンドは、これまた春の風物詩、メバル釣りですが
Naoyaさんは翌日ご家族で夢の国へ旅立たれるということで
ここでお別れとなります。

いつも思うのですが、本当に幸せなご家族です。
Naoyaさんほどのお父さん(夫)にはもう戻れない私には
感心する以外、できることが何もありません(泣)

Naoyaさんとお別れした後は、マリーナのテラスでカップ麺をすすり、
姫を残して、NOZOMI船長と私は再び沖に向かいました。

今度はロッドスタンドにカマは刺さっていません(笑)

ポイントへ着いた頃は、もう午前0時を回っていたかと思います。

まずは様子見でNOZOMI船長は舵から手を放さず、
パイロットアングラー(笑)を仰せつかります。

1グラムのジグヘッドにワームを付けて、影に投入し、
明るくなっている手前へと引いてみます。

しばらくキャストを繰り返しますがノー感じ(-_-;)

ちょうど良い凪でしたが、魚っ気も無い感じです。

とりあえずいつもの有望ポイントを回っていきますが
アタリはあるものの、釣果は出ず・・(-_-;)

なかなかシビアな展開となりました。

実釣開始時のポイントから3つくらいのポイントまで、まったくダメです。
とうとう持ち駒があとふたつ・・(-_-;)

ここでようやく、橋脚の下で、底まで沈めてひとつ釣りました。
まずまずのサイズです♪
ジグヘッドは1.5グラムと、かなり重いものに変更していましたが
これはズバリ感もあって嬉しかったです。

これは続きもあるだろう・・ と同じようなやり方を繰り返します。

しか~し・・ 以降はノーバイトです(-_-;)

堪らず封印していたハイブリッドを試みます。

封印していた割には虫を支度していたなんて・・
準備が良過ぎてちょっと怪しいですね(笑)

ところが重症です。
最強のハイブリッドにも釣果が出ません。

時折小さなアタリを感じますが、恐らくこれはフグでしょう。

もうダメか・・

そんな風に思いつつ、最後のポイントです。
どのポイントもあまり粘っていなかったので
ここがダメとなると、異例の早上がりです(苦笑)

ところがこの最後のポイントに入った直後ですっ!
ワサワサっと、ボイルが見えました。

セイゴやフッコのものではなさそうです。
これにはかなりテンションが上がりました。

「パパさん やってみてぇ」

最後のポイントですが、NOZOMI船長は殆どキャストしていません。
これ、NOZOMI船長が釣りできないパターン?(-_-;)

いやいや・・ なんとか希望の持てる結果を!
ここで良い状況が見えれば、係船もできそうです。

ボイルが見えましたので、その見極めのためにも早々にキャストし、
表層~水面下50センチまでのレンジを試します。

橋脚の明暗を通すように引いてくると・・
ツンツンツン・・

暗い中でためらうようなアタリを感じます!

これには気付かなかったかのように止めず、
同じ層とスピードを維持したまま、明るい方へ引き続けます。

グリッ グリッ グルリ~ン♪
ギュンギュンギュン!

これこれっ!
これはメバルに間違い無しっ!

ボイルしていただけあって、結果も早かったですねぇ。

同じパターンで立て続けに掛けます。

爆釣パターンにハマったかぁ?

ところが、ここへ来た時に既に気付いていたのですが
大量の浮遊物が溜まりだし、やがて釣りにならなくなりました。

一過性のものであればいいのですが、
見渡す限り次から次へと押し寄せてきます。

沖ではたまにこれを経験するのですが・・
ワンドに溜まったものが風向きの変化で流れ出したり、
河川からの流出物が潮に乗ってくるのでしょう・・

自然界においては一般的な現象なのでしょうが
今じゃなくてもいいんじゃないですかぁ(泣)
と言いたくなる絶妙にして、この上無く憎らしいタイミングです。

キャストして表層付近を引いてくると
毎回ジグヘッドの何倍かありそうなウエイトの草などが絡んできます。

これでは横の展開は無理です。

しびれを切らし、即興の胴付仕掛を作って、バーチカルにやってみますが
まったくノー感じです。

やはり、ここでは表層しかダメみたいですねぇ(泣)

その後、NOZOMI船長が、竿を握らず操船に徹してくださリ
浮遊物を搔い潜るように表層を狙い続け
なんとか8つ(リリース数匹)を揃えましたが、状況は一向に改善の兆しが見えず
撤収となりました。


木更津,メバル,春告魚,自生ワカメ,生ワカメ
良型のクロメバルが8匹!

この状況下で8匹は上出来だと思いますが
浮遊物が無ければ、表層付近で大変な釣りになっていたかもしれません。

まぁ それを言ってはいけないのが釣りなんですけどね(笑)

釣果はすべてお土産としていただいてしまいました。
殿様釣りをさせていただいた上にお土産まで・・
いつも本当にありがとうございます(涙)

ワカメとメバル
ともに春の初物ですねぇ♪

車で仮眠を取り、NOZOMI艇をマリーナに戻して掃除をし、
清々しい凱旋帰宅。

まずはおひとり様用にワカメ1本を湯がきます。
茶色い葉や茎はサッと鮮やかな緑色に変色します。

素早く氷水に浸け、そのまま車の荷物を降ろしに戻ります。
それを済ませ、また台所へ・・

落ち着いたところで、冷やしたワカメをいただきます。
茎も除けずそのまま器に盛り、ショウガとネギを散らして
酢ベースのタレを作ってかけました。


木更津,メバル,春告魚,自生ワカメ,生ワカメ
茎ワカメ入りの酢の物

茎はコリコリッ!
葉はシャッキシャキ!

これは堪りません♪
あっという間に食べてしまったので、おかわりをしてしまいました。

この後、庭に出て、1株1株を流水で綺麗にゆすぎ、不純物を取り除き
水道水で作った大量のきれいな塩水に入れていきます。

これをザルで水を抜きながら、ジップロックのLサイズ一杯に詰めていきます。
これを全部で7つ作りました。

あとはかみさんがご近所回りです。
連絡したら車で取に来てくださった方もいたそうです。

全体的な見栄えはだいぶこじんまりとしてきましたが、まだまだたくさんあります。

私は、我が家に残った生ワカメを鷲掴みで1杯ほどを除けてから
あとは早くも塩蔵を作り始めました。

時間のかかる作業ですが、毎年これができることは本当に幸せです。


木更津,メバル,春告魚,自生ワカメ,生ワカメ
圧力と塩で水分をどんどん抜いていく

どうしてそこまで違いが出るのかわかりませんが
しばらく塩蔵したものでも、市販のものよりも 香り、歯応え、味・・
ともに上を行っているような気がします。
欲目かもしれませんねぇ(笑)

ワカメの処理についてはNaoyaさんよりいただいた画像でご紹介です
(以下すべてNaoyaさんのご自宅での画像です)。

まるでプロの仕事です。
比べれば、私の作業工程を載せても面白みが無いと思ったので
勝手に掲載しちゃいました(笑)(謝)


庭にテーブルを置き、作業台に・・

ケースやカゴを見れば素人でないことは一目瞭然(笑)


木更津,メバル,春告魚,自生ワカメ,生ワカメ
まるで漁村のお宅の庭先です

木更津,メバル,春告魚,自生ワカメ,生ワカメ
きれいに洗って選り分けて・・ こんなにたくさん!

木更津,メバル,春告魚,自生ワカメ,生ワカメ
湯がき作業は量が多くてたいへんそう(-_-;)

木更津,メバル,春告魚,自生ワカメ,生ワカメ
きれいな緑色! 冷水に浸して出来上がり♪

NOZOMIさんはいつもシャブシャブを堪能されるそうです。

美味しいのは間違いないでしょうが、
シャブシャブして緑色になる瞬間も楽しめますから
食べてヨシ、見てヨシですねぇ♪

あっ クロメバルですが、横着して画像がありません。

こちらはお裾分けせず、すべて絶品の煮魚と刺身で堪能させていただきました。
美味しかったぁ~♪

ワカメは今シーズンに連れて行っていただける機会があったとしても
もう祭りの後となっていることでしょうが・・
メバルはこれからが本番だと思われますので、なんとかならないかなぁ~
なんて、勝手に妄想しています。

NOZOMIさんかNaoyaさんがこの記事 読んでくれないかぁ・・(笑)
最後の数行だけでいいんだけどなぁ♪

いや~ 釣りってホントにいいもんですねぇ~


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