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釣行記 2019年4月13日 土曜日
千葉県 木更津出艇
Little Marsh艇での熱い夜

Naoyaさんからメバルが好調との知らせです。

加えてアジも狙えるようになってきた、ということですので
スケジュールを確認するまでもなく、ぜひお邪魔させていただきたい旨
お返事をしました。

この時期は風が吹いて出られなくなることも多いので
仕事にも身が入らず、祈る思いで数日を過ごします(笑)

そして当日・・
祈った甲斐あったか、朝の予報ではほぼ凪ということで一安心。

しかし当日の予報でもコロコロ変わるのがこの時期の恨めしいところ。
間際の発表までは気が抜けません。

昼前に予報を確認・・

案の定、風は強くなってくるようです。

どうなるのかなぁ?
と不安を募らせながら、Naoyaさんの判断を待ちます。

夕方・・ 
そろそろ出かけようかな、という時間帯です。
特に予定外のことが無ければ連絡は入りません。

知らせが無いのは良い知らせ(笑)
どうやら取り越し苦労だったようです。

22:00の集合に向け、車を木更津へ向けました。

この時間帯、高速道路の下り線はガラガラ。
なんのストレスも無く、サクっと木更津入りできました。

到着してしばらく・・
同船者のNOZOMIさんも到着します。

会話しながら支度をしていると、そこへNaoyaさんが登場。
いつもどおりのステキな笑顔で迎えてくださいました。

今回 もうひとりの同船者 M先生が見当たらないので
支度をしながらチラチラと周囲を見ていたのですが、
直接ボートの方へ向かい、既に乗船済みとのことでした。
NOZOMIさんと私もNaoyaさんの愛艇 Little Marshの駐艇所へ向かいます。

ボートに乗り込むと・・
M先生が言葉も無くうなだれているではありませんか!?


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画像はありませんが こんなイメージでした

話を聞くとこの日、M先生はマルイカ船で出ていたのですが
為すすべなく撃沈を食らったそうです。

マルイカといえば・・
私などは専門には手を出す気にもなれないほどテクニカルな釣りです。

M先生とはまるで次元が違うのですが、真っ白な灰になる気持ちはわかります。

渋い時はマルイカに負けないくらい難しいメバル・・(当たり前かぁ 汗)ですが、
好調ということなので、デカメバル爆釣で元気を取り戻してくださいね(笑)

さて、出艇準備完了。
Naoya船長はいつものバース方面へ船首を向けます。

風は直前の予報に反して弱く、まったく気になりません。
風裏になっていることもあります。

この辺のヨミはさすがNaoya船長ですねぇ♪

最初のポイント・・

水深は20メートルくらいある岸壁周りです。

時折ライズが見えますがシーバス(セイゴ、フッコ)かな?
メバルにしては派手な感じです。

シーバスに捕まったらイヤだなぁ・・ と思いますが、
それを避ける術はリグを水に浸けないことくらいでしょうか。
割り切ってカウントダウン&リトリーブで当たりレンジを探り始めます。

するとすぐにM先生がやり取りを始めます。
さすがっ! と思うも束の間、どうやらシーバスに捕まったようです。

これはオートリリースかラインブレイクのようで、すぐに鎮まります。

しばらくキャストを続けますが、メバルからの返事なく移動となりました。

次のポイントも同じラインですが、光が強く当たる場所です。

光が強いことも良いのでしょうが、
明暗の「暗」部分に大きな縦のストラクチャーがあって、
しかも「暗」の奥行が大きく、周囲で最も魅力的なポイントだと思います。

そんなポイントは、やる前から「釣れたも同然」感があり、
期待感でむせ返りそうです(笑)

バウデッキに入ったNOZOMIさんと私・・
絶好のピンスポットが目の前です!

この状況、ハッキリ言って反則です(笑)
釣れないはずがありません!!


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釣ったも同然! 絶対的優位な立場でしたが・・

「暗」の奥にキャストして「明」に向かって引いたり、
「暗」と「明」の境界にある縦ストラクチャーを舐めるようにフォールさせます。
いれば絶対に(?)食う攻めですネ♪

ファーストヒットは時間の問題・・
さぁ 誰が一番先に掛けるのでしょう♪

ところが・・
こんな素晴らしいポイントで、間違いのない攻めをしても型が出ません。
たま~に バイトは感じるものの、
メバルではなく、小魚にかじられている感触です。
小さなフグかなぁ・・

ん~ 一級ポイントには間違いないのでしょうが、
最初に入ったポイント含み、この日(このタイミング)でのパターンではないようです。

通常だとかなりヤバい状態に陥ったと、焦りまくるんでしょうが、
引き出しの多いNaoya船長にそんな心配はまったく無用です。

船長 次は少し走ります。

大型船から積み荷を降ろす作業をしているところに入りました。

海上の船も、陸の荷受け施設も、ともに明かりを煌々と焚いています。
良いタイミングです♪

今度はローテーション、バウデッキにはNOZOMIさんが残り
私に代わりM先生が入ります。

私はスターンデッキに移り、暗いエリアを攻めます。

ここから怒涛のラッシュが始まりました。

やはり、明るいバウ側で先に型が出ます。
キャビンの屋根から首を伸ばすように覗きこむと
NOZOMIさんとM先生が交互にメバルを掛けます。
しかもどの魚も良型っ!

モタモタしてはいられません。
私は暗い側の岸壁沿いにキャスト。
カウントダウンは短めにリトリーブを始めます。

ククッ・・ グィ~ンッ!!

良い引きです。
少しこれを楽しみながら抜き上げると24センチ級の良型♪

イケスに魚を入れて、すぐさまキャスト。
テキトーにフォールさせ、基本タダ巻きに・・
若干リトリーブスピードの変化をつける程度のアクションで・・

ククッ・・ グィ~ンッ!!

また来ましたぁ♪

そして次も・・

何回連チャンできるのでしょうか?


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連チャン中・・ 6投6匹目♪

この連チャンはなんと6回も続いて途切れたのですが
次のキャスト(8投目)でまた掛けました。

メバルは水面までは意識していないようで、
昨年3月の「超常現象」とまではいきませんが、それに迫る勢いです。

ぜひまた表層のハードルアーでメバルを釣りたい!
と、いくつかのプラグを用意してきたのですが
ジグヘッドで様子を見る限り、少~し(たぶん2~4メートル)沈めないと
まったく当たらないようでしたので、これは温存してしまいました。

今思うと、とんでもない勘違い・・?
勿体ないことをしてしまったと反省しています。

ワームを使って2メートルで当たるなら
プラグであと1~2メートル上までは普通に追ってくるかもしれません。
それはなんとも言えませんが、良型の連チャンに満足してしまい、
楽しみ方を誤った感は否めません。

それだけ楽しかったと言えば、確かにそうなのですが
記事を書いている今、悔いが残っているということは、間違いだったのでしょう。
次こそっ!(あるかなぁ?)

話をバウデッキ組に切り替えます。

連チャン中にNOZOMIさんが大きな声を上げました。
デカいようです。

とは言っても25センチ前後なら普通に釣れている状態なので
どんな大物か?

「どんだけデカいんだろう? シーバスじゃないかなぁ?」

私は竿の曲がりや突っ込み具合からして、
結構大きくなったシーバス(フッコ)を連想していました。

ところが・・

「メバルぅ~っ! でっかぁぁぁっ!!」

水面下に姿を現したのは、シーバスではなく巨メバルだったようです。

タモを持ってバウデッキへ向かうNaoya船長・・

「あぁ~ バレたぁ~」

足下まで寄せてきたメバルは、海底へ向かって泳いでいっていまったようです。
エステル03を使っていたようですが、ラインブレイクだったのでしょうか?

私がフロロの06ですから、これは大違いですね(-_-;)

尺あったのかなぁ・・ 残念。

しかしさすがはNOZOMIさんです。
次のキャストでキッチリ25センチ級を上げてましたよ♪


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NOZOMIさんも大型の入れ食い堪能

白い灰になって、すっかり意気消沈していたM先生はどうでしょう?

そりゃぁ こんな状況ですから、沈んでいる暇なんてありません(笑)
忙しそうに次から次へと良型を取り込んでいました。

中でも大きな魚はキチンとランディングネットを使っていました。

下の画像は大型を掛け、手前タモで取り込み中のM先生、
それをワクワクしながら覗き込むNOZOMIさん、
そのおふたりの姿を撮影しているNaoya船長です。


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手前タモで取り込むM先生

無事ネットインッ!
デカいですねぇ♪

私のこれまでの記録が27センチなのですが
長さではそれと同サイズということになります。
この釣り場では27センチにひとつの壁がありそうです。

M先生 ご機嫌のワンショットがこちら↓・・


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M先生の27センチ!

肩より低くこうべを垂れていたお姿は一体いずこへ・・?(笑)

完全復活ですね!!
よかったぁ♪

↓はNaoya船長がTHEフィッシング風にアレンジしてくださった動画です。


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よろしかったら画像をクリックしてみてください

実釣開始からしばらくはほぼノー感じだったのに
どういうことでしょうか?
えらい変わり様です。

ほぼ良型! 
小さいのはなかなか釣れないのですが
釣れたらその場でリリースしていました。

それでもイケスはあっと言う間にこんな感じです。


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あっという間にデカメバルがたくさん!

よーく見ると、ここでは珍しい金のエンゼルがひとつ(息絶えているようですが)、
それにアイナメらしき魚体が3つ見えます。

この日はカサゴがゼロでしたねぇ。
メバルが浮いている日はそうなんでしょうねぇ。

えっ!
それではアイナメの説明がつかないですとぉ?

まぁまぁ・・
そのことについては少しだけ後述しますね。

それより、この↓メバルを見てください。
自分で釣った魚を自分のカメラで撮影したんです。


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桜メバル♪

後から気付いたのですが、胸鰭の付け根辺りに桜の花びらが一枚♪

今年の桜は予測開花日は例年より早かったのですが
その後は低気温続きで、実際の開花は予測を大きく遅れ・・
開花したと思ったらまた低気温が続きましたね。
雪になりそうな冷たい雨も降りました。

釣行日もまだ枝には花が多数残っていたことと、
風裏でなければ結構吹いている状況だったので
沿岸の花吹雪がここまで達したのでしょう。

抜き上げたメバルが水面に浮く花びらを拾って、
偶然にこのような画になりました。

Naoya船長は、その後もいくつかのポイントを回ってくださいましたが、
やはり風裏でないと少し厳しい感じはありました。

どの場所に入っても本当に楽しく、
腕時計を見る時間すら惜しむかのように夢中で釣っていると・・
もう3:00を過ぎていました。

このままでは朝になってしまいます(-_-;)

Naoya船長からラストポイントのアナウンスがあり
そこでも最後の最後まで楽しみ尽くし、大満足の納竿となりました。

イケスから良型数匹を土産に取り出し、あとはリリースしました。

それと・・
よほど活性が高かったのか、ジグヘッドを深々と呑み込んだ魚がいて
今回の釣果からすれば小振りでしたが(それでも20センチくらい)、
胃に納めて供養すべく、これも土産とさせていただきました(合掌)


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良型と針呑み魚をお土産に

まだあるんです♪

M先生が3匹釣り上げたアイナメのうち
大きな1匹をお土産にいただきました。


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M先生にいただいた35センチ級のアイナメ

アイナメと言えば鹿島ですねぇ(笑)

木更津~富津の夜メバル狙いでは珍しい・・ 
というか初めてではないでしょうか。

メバルの活性が低く、表層から中層ではまったくノー感じで、
仕掛を底まで落とすという状況もありますが
そういう時はカサゴがよく掛かり、
本命のメバルよりも多く釣れるということは珍しくありません。

そういった状況でもアイナメが交じった記憶はないですねぇ。

それが今回はM先生だけで3匹も!
アイナメの居付く特別なスポットなのでしょうか?
3匹はほぼ同じ場所から上がりました。

それにしても結構なものを頂戴してしまいました♪
アイナメ単体でも申し分無いのに、
メバルと一緒だからこその付加価値があります。

モチモチ食感の甘~いアイナメ・・
釣った当日は歯応えが強く、何とも言えない旨味を持つクロメバル・・

大好きな2魚種の食べ比べができるんですねぇ(涎)

なんて贅沢なことでしょう♪
これは堪りませんねぇ・・


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豪華二点盛り♪ 手前:クロメバル 奥:アイナメ

いやぁ バチが当たりそうな二点盛りです。

クロメバルもアイナメも一般的なお店で刺身をいただけることはまずありません。
その2魚種が目の前に揃っているわけですからねぇ。
それも、正真正銘の釣り魚ですから、品も上等です。

ここまでくると「釣り人の特権」なんてありきたりの言葉では表現できません。

まずは当然クロメバル・・

表現する必要もなく、ただ目を閉じて噛みしめるべし。
閉じた目の奥に、自ずと至福の際が見えてまいります。

もう一箸・・
目を閉じて、今度は感謝の気持ちを舌に込めます。

いやぁ さすがです。
残念ながら私に勝ち目はありません(べつに競っていませんでしたね)。

ここで焼酎をキュッとすすり、一旦リセットします。

同様にモチモチ、アマアマのアイナメをいただきます。

ん~ 完敗です(笑)。

そして次・・
好き嫌いの存在しない、この世で唯一の食べ物、
それがクロメバルの煮付けですねぇ。
これに異論を唱える人は、日本人にはいないのです。

型の揃った3匹を選出し、下ごしらえをします。

ウロコを引き、ヒレのぬめり気をペーパーでぬぐい取り、
エラとワタを抜いたらきれいに洗って、湯にくぐらせます。

それを間髪入れず、予めキンキンに冷やしておいた氷水に浸し、
骨の芯まで冷やします。
この時、氷水の中で残っているウロコ等もぬぐい取ります。

ザルに上げて、水気を切ります。


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煮付けは湯通しで更に美味しく♪

昆布出汁に黒砂糖と酒を入れ、魚を寝かし
頃合いを見て醤油とみりんを加え、ショウガスライスも数枚入れます。

強火でしばらく煮、皮が硬くなって鍋底に付かなくなったら
火を弱め、落し蓋をして家中に漂う香りを楽しみます。

早く食べたいですねぇ♪
それはそうと・・ 白飯は潤沢でしょうか?
クロメバルを煮る時はまずご飯を多目に炊いておきましょうね。

いつまで煮るのか?
そろそろいいでしょうか?

一旦火を止め、落し蓋を外して冷まします。

え~ まだ食べられないのぉ!

そうなんです。
あくまでも私の場合なんですが、1時間は放置します。

「1時間」という時間の長さに根拠はありませんが、
熱が抜け、常温になってしばらく・・ という感じです。

そして外した落とし蓋を再び乗せ、極弱火で温めなおします。
再び芳しい香りが漂い始めたら火を止めていいと思います
(ぬる~く温める程度)。


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身の味が濃っ 期待を裏切らぬ絶品!

どんな小食な人も、ライザップに30万円支払った人も
これ1匹でご飯を3杯食べちゃうんですよねぇ。
ごめんなさい(笑)

ご飯を食べ終わった後も、骨に付いて残った身を
毛ガニを食べる時のように無口になってむさぼり尽くすのは
それだけ美味しいということを雄弁に語っているわけなのですが、
釣られた魚にとって、これ以上の供養はありません
(あくまでも利己的かつ個人の意見です)。

骨に残った僅かな身を一生懸命つっつき、ほじくり返し・・
それでも無くなっていくのは本当に寂しいものです。

でも大丈夫っ!

刺身を造る際に落としたアラ。
これで煮付けと同様の味付けの煮物を用意してあります♪


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刺身で落としたアラも大切に♪

これにはアイナメも交じっているのはご愛敬ですけどネ(笑)

釣ってはすべての釣魚の中でトップクラスの趣を提供してくれ、
食べても、やはりトップクラスの美味しさを提供してくれる・・

そんなクロメバル釣りは本当に楽しいですねぇ♪

今回はいただきものですが、アイナメが更に華を添えてくれました。
素晴らしい魚です。

アイナメのサプライズが冷めやらぬ数日後・・
Naoyaさんからすごい画像が届きました。


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後日Naoyaさんにいただいた画像

これも今回の釣行記の舞台に近い場所ですが、
40センチ級のアイナメが掛かったそうです。
このサイズともなれば、額面上の重量感だけでなく、首振りは相当強烈です。
エステル03使ってたのかなぁ?
そうだとしたらJGFAに確実に登録される記録です(?)。 
さすがNaoyaさん。

木更津・・ 実はアイナメの宝庫なのかもしれませんね。
貴重な資源だと思われますので、うまく付き合いたいものです。

今回も楽しく釣って、美味しくいただきましたぁ♪
釣りをやっててよかったなぁ・・ 何度もそう思いました。

いや~ 釣りってホントにいいもんですねぇ~


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