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釣行記 2019年4月20日 土曜日
千葉県 木更津の干潟
GW前恒例 ホンビノス貝の潮干狩り

タイトルは「GW前恒例」としましたが、
冷静に振り返ってみるとそうでもないですねぇ(笑)

まぁ 今後は間違いなく恒例となっていきますので先取りということで・・

昨年同様
どなたでも簡単に入れるのに、確実にお土産が作れる
木更津の干潟です。

NOZOMIさんご夫婦にもお声がけしたところ
即OKで同行することになりました。

この日は11:00ちょい過ぎの干潮ということで、
現地に10:30頃、待ち合わせということではなく
それくらいを目安に、先に着いた方からテキトーに掘り出しましょう・・
ということでのんびり現地に向かいました。

10:30頃現地に着くとNOZOMIさんの姿はありませんでしたが
お構いなしに支度を始めます。

私は足に怪我をしておりましたので、
この日は石橋を叩いてウェーダーを着用しました。

水辺に下りていくと、車の数ほど人が多くないので
ちょっと不安になります。


ホンビノス貝,東京湾,木更津
あれっ! 人 少ないなぁ・・

獲れないんじゃないかという不安です。

まずは確かめたい・・ という衝動に駆られ、
立っているその場で軍手をはめ、足元を掘ってみます。

コツ・・
んっ! 何かに手が当たります。

掴んで引っこ抜くように取り上げます。
これはこれは立派なホンビノス!

なんともいきなり過ぎる良型とのご対面でした。
実に泥に手を突っ込んでから1秒での結論でした(笑)

もう少し様子を見てみようと
しゃがんだ範囲で5分程掘った結果がこれ↓です。


ホンビノス貝,東京湾,木更津
入ったところですぐにこれだけ!

選別もしないでとりあえず触ったものをザルに入れましたが
まずは今年も豊漁間違いなし、ということはわかりました。

NOZOMIさんにメールで知らせますが
どうやら場所が見つからないようです。

電話でやり取りしてやっと場所を特定・・
まもなくNOZOMIご夫婦も到着。

それからは本命ポイントに移動して、本腰を入れ始めました。


ホンビノス貝,東京湾,木更津
人の少ない本命ポイント

「本命ポイント」の意味は、空いているということです(笑)

見渡す限り、だいたいどこでも獲れるようなので
装備(長靴、サンダル、ウェーダー等)に応じて
掘れるところで掘ればいいだけなんですね。

水温がまだ低いこの時期は
立ち込む場所はウェーダーを持っている人しか入っていないので
竿抜けっぽいところがありそうです。

今回 訳アリでウェーダーを着用しているのは怪我の功名(笑)
手を突っ込んだところにほぼ貝がある状態(-_-;)

ホイホイ引っ張り出しては選抜して、小振りはリリースしながら
網にジャラジャラジャラと入れていきます。

ただ、焼き貝以外は小振り(中型)の方が身が柔らかく重宝するので
それも考慮して、割合も調整します。

10分掘っては休憩(たばこ等)していたので、正味40分くらいで
少し飽きてしまいました(-_-;)

黙々と掘り続けていたNOZOMIご夫婦は、
この時点で私の倍以上キープしていたようです。
さすがにもういらないようで・・

「そろそろアサリを掘っておしまいにしましょうか」

とのこと。
ノロノロ掘っていた私は、お土産がちょっと足りないかなぁ・・ と思い、
あと10分程掘って終了としました。
すご~くザックリですが、10分で水揚げ1キロが目安です(殻が重いので)。

~中略~

(アサリはここから少し離れた砂地エリアで獲れます)


ホンビノス貝,東京湾,木更津
右の青いひと網は私の それ以外はNOZOMI家のお土産

さぁ~てと・・
今年もバッチリ獲れました。

まだ人出もすくないので、良型が多かったですよ♪

いつもならここからすぐの木更津港で貝を洗ったり
海水を汲んだりして帰るのですが、
今回はNOZOMIさんの提案で、富津漁港まで足を延ばしました。

見た目ですが、さすがに木更津港より水が綺麗ですねぇ。

貝を洗いながら、死に貝を探しますが、今回も歩留まり100パーセント!
すべて良品でしたぁ(笑)

それと・・ 
4リットルのペットボトル2本に海水を満たして工程終了。

富津漁港を後にすると、NOZOMI家の水揚げより、ひと網をお土産に、
Naoyaさんのご自宅へ寄らせていただきました。

釣り談義がなかなか切り上げられない中、
渋滞が始まる雰囲気に背中を押され、帰路に就きました。


見極めが良かったか・・
シッポだけ渋滞に捕まるも、なんとか振り切って逃げ帰りました。

ウェーダー等を洗って干し、貝の水を取り換えます。
綺麗な水を注いで、エアポンプで空気を送り、
クーラーボックスの蓋を隙間を少し開けておきます。

蓋をしておかないと部屋中水浸しになります(笑)


ホンビノス貝,東京湾,木更津
みんな元気に顔をだしています♪

小振りのものは味噌仕立てのスープでいただくので
タワシでよく磨いておきます。

水だけで煮て、貝が開くところで少量の味噌とショウガを入れただけの
超簡単なスープです。

味噌の役割は、塩っ気と丸味を加えるためだけです。
味噌っぽい味はほぼしないので、味噌汁とは別物です。
ホンビノスの濃い味を楽しむには味噌汁よりこちらですねぇ♪

これをやるために小振りのものを少しキープしたのですが
ちょっと少なかったかなぁ・・ 
酒蒸しに回すのが無くなってしまいました(-_-;)


ホンビノス貝,東京湾,木更津
味噌は調味料程度

ホンビノス貝,東京湾,木更津
お椀に盛って刻みネギを少々

当日はこれくらいにして、翌日の焼き貝を楽しみにしつつ
クーラーボックスの水を取り換えて寝ます。

そして朝起きたら、また水を交換してやります。

この日は夕方に長男が遊びに来るので、それに合わせて貝を焼こうと
9:00前には水から出し、干し網で干します。


ホンビノス貝,東京湾,木更津
貝の重さに網の骨格がやばいっ!

干すと言っても乾燥させるわけではありません(笑)

ホンビノス貝は水のないところに1日や2日放置しても
死んでしまうようなことはないそうです。

水のないところで生きられるように代謝を順応させるということですが、
その際、体内にコハク酸が生成され、それが旨味になるそうです。

しばらく見ていると口が半開きになり、チョロっとベロを出します。
そのベロの先から透き通った粘液がポタポタと垂れてきます。

この工程が焼き貝を美味しくするためには欠かせないそうです。

夕方まで7~8時間程このまま置きますが、調べによると諸説あり
8時間では短いかもしれません。

いずれにしてもすべてのホンビノスを同じ工程に乗せてしまいますので
比較のしようがありません(笑)

さて夕方です。
17:00くらいですが、日が延びましたねぇ。

とりあえず炭火だけ熾しておきます。


ホンビノス貝,東京湾,木更津
ここまでは楽しい(笑) 炭熾し

歴史の浅い経験則なので、正しいかどうかわかりませんが、
貝を大量に焼く際、炭は多目に使った方が良いと思います。

貝の汁がどうしてもこぼれるのですが、数が多くなると
火力の回復に時間が掛かり、次から次と焼くことが難しくなります。

さて、そろそろ焼き始めますか・・

最初は網の上に乗せる天地や向きはどうでもいいのですが
少し口を開いてきたら、トングで掴んで、あらかじめ用意した器に
傾けて汁をすべてこぼします。


ホンビノス貝,東京湾,木更津
とりあえずテキトーに網の上に乗せ・・

再び網の上に貝を戻すとき、天地をひっくり返します。
そして、向きはすべて焼き手側に開いた口を向けるようにします。


ホンビノス貝,東京湾,木更津
天地を返し 向きはすべてこちらへ

天地をひっくり返すことで、貝の身は必ず下の貝殻の上に乗ります。
下の貝殻が鍋かフライパンのようになるので、美味しい汁でグツグツ煮込めますし、
少し長めに焼けば、汁が濃く身に付き、炒めたような香ばしさも得られます。

向きは、こちらを向けることで、居ながらにして焼き具合がわかります。

ハマグリならここで醤油を数滴注したくなりますねぇ。
勿論 お好みですが、ホンビノスは使わなくても十分美味しいです。
いくつか食べたら醤油を1滴だけ注してみてもいいかもしれません。

焼き手は大変なのですが、食べる方はペロリなので
ちょっと煽られますね。

気付けば、干し網にズラリと3段並べたホンビノスはあと1段となっていました(-_-;)


ホンビノス貝,東京湾,木更津
3段のうち2段はあっと言う間に・・

焼き始め早々、お隣のお宅に焼き立てを10個程お持ちしたのですが
その際、大変喜んでいただきました。

数分後、素晴らしいお返しをいただいてしまいました。

申し訳なくなり、更にホンビノスをお持ちしたのですが
焼け石に水ですね(-_-;)

いただきもののさつま揚げを炙っていただくと・・
これが絶品な美味しさでした。


ホンビノス貝,東京湾,木更津
お隣のお宅にいただいたさつま揚げ

焼き手の休憩・・(笑)

火が弱くなったところで・・
一休みしながら、当家では珍しい、スーパー産のアジを網に乗せ

焼酎のおかわりを・・


ホンビノス貝,東京湾,木更津
本邦初公開 スーパーで買ったアジ(笑)

ラストスパートです。

いや、正確には強制終了寸前です。

この段階に至る前に気付いてはいたのですが
ホンビノス掘り・・ かなり控え過ぎてしまったようです。

簡単に言うと、足りません(-_-;)


ホンビノス貝,東京湾,木更津
これを焼き終えるとほぼ完売・・

頑張ってこれだけしか掘れなかったのならともかく
掘る気になればいくらでも掘れたのに・・

悔いはありましたが、これは明らかに運営の悪さだと気付きました。

「ひとり20個ずつ」

とか、あらかじめ「終わり」を示しておく必要があったかと思います。

私は初めの味見のみで、庭でひとり焼酎をやりながら焼いていたので
残りはどれだけあるのか、家の中にいる家族にはわかりません。

慌ててラストを宣言します(-_-;)

はじめに・・

「いくらでもあるので、好きなだけ言え」

と伝えていたこともあり、これが失敗の根源でした。

いやぁ 5つくらいは食べたいよなぁ・・

でも残り5つ・・(笑)


ホンビノス貝,東京湾,木更津
えっ! あと5つ?

最後の最後・・ 念押しの宣言(-_-;)

「あとひとつずつなぁ これで終わりだっ!」

三男坊がいないので、ここにいるのは4人。

辛うじて最後に残った2つにありつけたのでした。
ちょっと無理矢理感はありましたが・・(笑)


ホンビノス貝,東京湾,木更津
マジ? マイホンビ ラスト2つ 

息子がひとり欠けた状況でこれですから・・(-_-;)

多くの家族でこれをやったらホンビノスは絶滅しますよねぇ・・
そうでもないのかなぁ?

次回以降は他の食材をもう少し多目にしたり
焼きの順番を工夫して、ホンビノスの絶滅を回避したいと思います。

いや~ 潮干狩りってホントにいいもんですねぇ~


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