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釣行記 2013年1月13日 日曜日
茨城県 霞ヶ浦
第3回 ワカサギ定例会の報告

1月の恒例行事となったワカサギ釣りの定例会。
早いもので今年(今回)で3回目となりました。

茶太郎さん、さっかさんの事前調査によると・・
第1回の開催地である谷中湖は、今シーズン絶不調とのことで
昨年1月の第2回に続き、今回も霞ヶ浦での開催となりました。
決して霞ヶ浦が好調ということではないのですが・・


そして、先ほど名前が出ましたが、今回はさっかさんが加わり、
参加者は、さっかさん 茶太郎さん 私の3名となりました。

前々日~前日の連絡では夜明け前後に集合とのメールが飛び交う中

「到着時刻はアレです」

と、ひとりお茶を濁す私・・
(でも、第2回は夜明け前に現着してたんですよ 信じられません)


さて、当日。

勿論 期待にはお応えします。
7:00前です。

5:00にセットした目覚まし時計・・
5回のスヌーズを丸無視された形跡がむなしい。

携帯を見ると、さっかさんは5:00前には現着。
それに返信する茶太郎さんも現地に向かっているとのこと。

そのメールに「今起きました」と返信し、急いでシャワーを浴びて出動しました。
車の温度計で外気温を見るとマイナス2度・・
我が家周辺ではこの時期普通の数字ですが、「マイナス」という表示が
眠い私に渇を入れます。

シャキッ!

途中コンビニで買い物をして、現地到着は8:00ちょい前でした。
実にさっかさんの現着から遅れること3時間です。


茶太郎さん さっかさんは昨年のベースポイントに陣取っていました。
釣果を聞くと茶太郎さんの1匹がすべてとのこと。

やっちゃったかな・・
と思いつつ、前回も釣れ始めたのは陽が昇って、やや気温が上がってからだったので
それ程凹みはしませんでしたが、少し心配になります。

とりあえず、5.3メートルの延べ竿を出して、7本針、アカムシ、オモリ2号でスタート。
「ポイントを探して来ます」と言い残し、あちこち歩き始めました。

11月25日に釣れたヨットハーバー寄りのポイントで30分程やりますが、
アタリが数回有ったのみ。

新港奥をぐる~っと新川沿いまで舐めますが、まるで生命反応無し。

仕方が無いので、戻りながら再びヨットハーバー寄りへ・・
何度かアタリが出たので少し粘っていると・・

ツンツンツン・・ 再びアタリ!
アタリが弱々しいので、ゆっくり聞く感じで上げてみます。

テケテケテケ・・
繊細な延べ竿にワカサギの生命感が伝わります。
この感触 堪りません!

やっとのことで本命キャッチ!
小さいですが、初釣りでの初釣果です。
この時すでに9:00は過ぎていたかと思います。

嬉しくなり、針から外さずぶら下げたまま2人の方へ持って歩き
自慢しようとしたら、私の放浪中にさっかさんは2匹釣っていました。

・・また修行の旅に出ます。


何度かポイントを転々とする中、旧港寄りの高い堤防の真ん中付近で
一荷の釣果が出ました!

「今はこれ以上歩いても無駄かな・・ ここに腰を落ち着けよう」

と、ひとまず最初のベースをここにしました。


ベースに決めた場所(昼頃撮影)

腰を据えた後、しばらくは音無しでした。
ところが陸側からの風が次第に強くなり、それに伴い湖面がザワつきます。

やはり風は重要ですね。
風だけではないと思いますが、以降 明らかにアタリが増えます。
アタリだけではありません。
釣果も!
入れ食いとまでは言えませんが、それまでの状況からすれば爆釣モードに・・
しかも良型が揃います。

間もなくツ抜けを迎えます。
(遅くに来てツ抜け一番乗り・・ ごめんなさい)

その頃・・

「釣れねぇ」

と言いながら茶太郎さんがやって来ます。
風が吹いたらアタリが出始めた・・ という話などをしながら、一緒に釣り始めます。

その後は2人ともポツリポツリと釣果があります。

しかし、自然の展開は気まぐれですね。
徐々に風が弱くなっていきます。
それに連動するようにアタリも遠くなったのですが、アクションに変化を入れることで
ペースは落ちながらも、辛うじて釣れ続きます。

その頃さっかさんは渋い状況を打開しようと、なにやら準備中のようでした。
さっかさんはワカサギの仕掛も自作してしまう、根っからの釣り師です。
針の交換が可能なワカサギ仕掛を見せていただきましたが、
これが・・ 
目からウロコの工夫が秀逸な逸品でした。


茶太郎さんが大きな声で、さっかさんを呼びます。

「さっかさ~ん こっち入れ食いですよぉ!」

「入れ食いはちょっと言い過ぎじゃないですか・・ 誇大広告になりませんかね?」

と、私。



秘策? 準備中のさっかさん

冷たい風が落ち着くと、気温も上がり、着込んだ防寒着がうっとうしくなります。
上着やネックウォーマーを脱ぎますが、それでも汗がにじみます。

「しかし 定例会の日は天気 絶対いいですね!」

と、茶太郎さん。
そう言えばそうですし、いつも汗ばんでいることを思い出しました。


実は、この定例会のもうひとつの趣旨・・
それは・・

「火を使った あたたかくておいしいものを食べて暖をとる」

なんですが、この陽気ですと趣が半減してしまうのか・・
ちょっと心配になりながらも、時間も時間なので、準備に取り掛かります。

早いもので12:00を迎えました。
午前の釣りはここで終了。

午前中の私の釣果です。
30匹程いますかね。
まずまずです。
ほんとは、まんすりあんぐらさんが油を持って来て、
ここでワカサギを唐揚でいただく手はずになっていたのですが・・(笑)


私の午前中の釣果 30匹程かな・・

さて、この一年間 事あるごとに思い出していた鍋焼きうどん・・

前回の定例会の記事を読んでいただいた方は、私がこの食べ物に
そして茶太郎さんのお気遣いに、どれだけ感動を与えられたかご存知でしょう。
あの感動を再び味わえるなんて・・

これがあれば他には何もいりません。

いつも茶太郎さんには、いただき物をするばかりで何にもお返しできないので
今回は、一応うどんだけは人数分用意したのです。
が・・ 勿論皆さんお持ちになってます。

茶太郎さんは更に先を行ってまして・・

「こどもパパさん どうぞ」

差し出されたのはなんとたまごではありませんか!
生たまごです。

「これ うどんに入れてください うっまいですよ~!」

いや~ またまたやられました。
実に悔しい降参です。

なぜ悔しいかと言うと・・
ネギを切って持って行こうと、前日用意してあったのに忘れてしまったのです。
たまごには勝てないものの、ネギを持ってくれば少しは挽回できたはずです。

まぁ、宿題を忘れた小学生のような言い訳はこの辺で・・
目の前の至福を享受するためだけにあるこの時間です。


珠玉のトッピングでパワーアップしたうどん!

うどんが煮えるのを待つのも至福の時間ですが、茶太郎さんは休まず働きます。

自分のうどんを火にかけた後、無駄の無い手慣れた動作で、別の仕掛(いや、違う)・・
別の調理の準備を始めます。

鍋に水を注ぎ、火にかけ・・
一旦自分のうどんに戻り、食べ始めます。

私は働く茶太郎さんの邪魔にならないように、マイペースでうどんを堪能します。
外から見たら、ただの怠け者にしか見えなかったことでしょう。


茶太郎さん 無駄の無い手慣れた動作で次々と・・

茶太郎さんはうどんをサクッと食べ終え、再び鍋に戻ります。

申し訳ないと思いつつも、立ち入る隙がまったく無いので、ただ様子を観察します。

まず鍋にモヤシ、キャベツ、ニンジン、タマネギ、ピーマン等の野菜が入ります!
そしてなんと・・ 餃子が・・
本来 焼餃子なのですが、これを入れて食べるとマジウマとのこと。

そして・・
出ましたぁっ!
豚肉です。

以前 茶太郎さんからお聞きしていた言葉を思い出します。

「現地でシャブシャブやりましょう・・ 安い肉が高級肉になりますよっ!」

「こっ これかッ!」


お湯の中でミックス野菜や餃子が煮込まれていますが・・
実はこれがキモだったような気もします。

其の一・・
シャブシャブの肉は別途ご用意いただいたポン酢でいただきますが
鍋にたくさん入れた餃子には色々な具や塩分が入っていて、程よい出汁になっています。
これにより、肉には良い感じで下味が付いているようです。

其の二・・
野菜から出る味もさることながら、肉をシャブシャブすることで油が溶け出します。
野菜には肉の旨みが絡みます。
これを穴のあいたオタマですくって、微量のポン酢で食べると大変美味しいです。

もちろん「現地」という最高の調味料が効いています。


安い(?)豚肉を高級肉に変える錬金術

鍋焼きうどんを食べた直後でかなりお腹一杯ですが、これがまだまだイケるんです!

肉を食べて・・

「うめぇ~っ!」

餃子を食べて・・

「うめぇ~っ!」

ネギ・ニラ・ニンニク系の詰め物が堪りません。
合間に野菜を食べて・・

「また肉食いてぇ~っ!」

と、なります。

防寒着のアウターはすでに脱いでいますが、さらにミドラーも脱ぎ捨てます。
あたたかいものを食べて、よく「いや~ あたたまりますねぇ~」という言葉を
言ったり聞いたりしますが、もはやそのレベルではありません。

ご馳走になった肉を「安い肉」とは言えませんが、
ここに錬金術が存在したことは間違いありません。

それに・・
「安い肉が高級肉に!」のキャッチコピー・・ 
これ最高です!
いつかパクらせていただきたいと思います。


さ~て 満腹。
そのまま横になりたくなりますが、すでに茶太郎さん さっかさんは片付け始めてます。
あおられるように働いているフリをしますが、美味しいものを食べた余韻は濃く残ります。

ここでさっかさんがお湯を沸かしているのはなぜ?
と、思っていたのですが・・
ダメ押しです。
コーヒーをドリップし始めました。
いや~ もう勘弁して~。
このコーヒーがまた泣かせます。

「今日 いったい何しに来たんだっけ・・」

と、思うほど満ち足りたお昼のひと時でした。


さてさて・・
午後の部の始まりです。
お昼はゆっくりと過ごしましたし、片付けもあったりしましたので
14:00頃になりました。

あらかじめみんなで申し合せていた訳ではありませんが、
16:00前後を終了時刻と考えると、あと残り2時間程です。

私はちょっとモードが切り替えられない状態です。
茨城放送を聞きながら、まったり釣りを再開します。
昼の中断前にはソコソコ釣れていたので、気楽に構えますがアタリが出ません。

しばらく粘るもクチボソが相手をしてくれるのみ。

1時間程やりましたか・・
本命は数匹と、午前中の昇り調子を振り出しに戻すように冷え込みます。


ここで茶太郎さんに動きが・・

「もしかして 中に移動したんじゃないの?」

と言って、港内に釣り座を変更します。
私はまだこのままでいいかな・・ とフヌケ状態です。


しばらくして・・

背後から歓喜の声が・・
茶太郎さんの突き上げる竿にワカサギが付いています。

「いたよっ!」

場所を移動して、その初っ端に来るのは珍しくないことです。
半信半疑でいると・・

「来たっ!」

「えっ?」

間髪入れず・・

「また 来た!」

「まぁじぃ~?」

しかも、2点・3点掛けも出ます。


記憶を15分程さかのぼります・・

午前中ソコソコ釣れていたポイント。
これは外側でした。
昼食を挟んで、同じ場所で再開しましたが、状況一変・・ 釣れません。
ならば魚は港内に移動したかという仮説で茶太郎さんが中へ・・
それからは今回の釣行で最速のペースで釣り上げています。

ひとつの仮説と、それに伴う判断から始まった一連の展開・・
実に痛快でカッコイイですね~。

すぐにでも便乗したい衝動に駆られます。
が、一番遅くやって来て、昼食もおんぶに抱っこ・・
その上 釣りまでご厄介になってしまっては、まるで殿様ではないか・・

迷っている間にも、茶太郎さんは文字通り爆釣モード。

「こっちに来た方がいいですよ!」

3人入るとキツキツなスペースですが、お構いなしに誘ってくれます。
なんてお優しい・・

んっ~ 据え膳 食わぬは・・
いや全然違う。

でも素直に乗っかりましょう! 

水深は3メートル程。
3.6メートルの延べ竿に仕掛をセットします。

最初は控えめに茶太郎さんから離れて始めましたが、アタリがありません。
数メートルしか離れていないのですが、まったく違うものですね。

少し近付きます。

やっと釣れたっ! と思ったら、なんと今回は非常に少ないクチボソ。
面白いことに、この後私の竿にクチボソ5連荘。
その間も茶太郎さんにはワカサギが「束」の勢いで掛かりまくります。

もう少し近付きます。

すると・・
来ましたっ!
ワカサギです。

それからは私にも茶太郎さんに迫る勢いでワカサギが掛かり始めます。

さっかさんは6メートルオーバーの竿を用意していたので、
この場所では釣り辛そうでしたが、順調にワカサギを掛けていきます。

3人の仕掛は半径3メートル以内に集中していたと思いますが
それから外れると釣れないか、クチボソが掛かって来るようになります。

これほどの狭いスポットで、3人が釣ったら場荒れ必至と思ったのですが
その心配に反して、いつまでも釣れ続きます。
場荒れするどころか、どんどん群が濃くなっていくような釣れ具合です。
こんなことがあるから、釣りって深いんですよねぇ。


話が変わりますが・・
茶太郎さんの快進撃が始まった頃・・
我々と同年代と思しきご夫婦がその釣れっぷりをご覧になっていました。
失礼ですが、かわいらしい奥様・・ 
お似合いの旦那様はダンディーな感じです。
奥様は、茶太郎さんがワカサギを釣るたびに、拍手したり、歓声をあげたり・・

「なんか楽しそう 盛り上がってるなぁ 茶太郎さんたち・・」

な~て思ってましたが、私もそちらへ移動した際、その輪に入れてもらったのです。
しばらくして、ご夫婦がお帰りになる際、旦那様から信じられないお言葉が!

「もしかして こどもパパさんたちのグループですか?」

びよよよよ~んっ!
感激!!
釣り場で初めて言われ、どうして良いのか迷います。

「ご覧になっていただいているのですか?」

「もう 前から見てますよ!」

「え~っ! ありがとうございます」

「掲示板に今日ここでやるって書いてあったから来てみたんですよ」

とのこと。

少しお話を・・
お住まいやフィールド、狙いの獲物のお話などをうかがい、親近感が芽生えます。
いや~ 嬉しいです!
でも さっきお別れのご挨拶してるから、くどい話できないし・・
しかし、この状況で話をどう持っていけばいいのかわからず・・

「掲示板に何か書いてください」

と言うのが精一杯でお別れとなりました。
ご無礼をこの場を借りてお詫びしたいと思います。
嬉し過ぎて、適切な言葉が出てきませんでした。
申し訳ございません。

もしよろしかったら、ご一報をお願いします。
お聞きした専門狙いの獲物にも大変興味があります。



話が戻りまして、再びワカサギです。

茶太郎さんがこのポイントを開拓したのが14:30頃だったので
合流して小1時間程度だったと思います。
16:00を目前にして、アタリが遠のきます。
やればまだまだ釣れたと思いますが、今回は色々と嬉し、楽し、美味しいことがあり
お腹一杯で大満足です!

私は30分で帰れますが、皆さんはそうはいきません。
帰ったら美味しいワカサギを料理する時間も必要です。
ここをシオドキとし、みんな揃って納竿しました。

後半 マシンのように釣り上げていた茶太郎さん・・
文句なしの竿頭でしょう。
「束」いったんじゃないでしょうか・・


茶太郎さんの釣果 あれ? 平べったい魚ってなに?

さっかさん
初めて釣り場でご一緒させていただきました。
ありがとうございます。

工夫が多彩な方です。
ワカサギの仕掛の自作は考えもしませんでした。
針交換式の自作仕掛にも脱帽です。

それと・・
下の写真でワカサギを収めているのは、プラスティック製の蓋付きの箱ですが
スノコにような仕組みが、これまた自作で施されていました。
確かにこの状態なら、魚から出る、あまり歓迎できない物質と魚とを遮断でき
気分的にもいい感じがします。
今日は勉強するところ、多々ありでした。

コーヒー ご馳走様でした。


さっかさんの釣果 この容器 実はすっごい工夫がなされている

私の釣果は79匹でした。
前回80匹だったので、「もしや」と思って2度数えましたが、
残念ながら、それが80匹になることはありませんでした。

前半の午前中の釣果は数えていませんが、それを目測すると30匹。
となると、茶太郎さんのポイントに誘っていただいてから50匹程・・
しかも短時間で釣ったことになります。

何から何まで、ありがとうございました。

魚の様子ですが・・
今回は例年と比べ、サイズが良いと感じました。
昨年も大きいのはいましたが、小型も多く混じり、そのバラツキが大きかった気がします。
それと比較して、今回は釣れてくる魚はシロギスクラスが中心で・・
加えて、ひと回りデカいシシャモクラスも結構混じりました。

さっかさんいわく、谷中湖はここで言うシシャモクラスがアベレージサイズだそうです。

これを聞いて・・
次回は是非 復活した谷中湖で開催したいものだと思いました。


私は79匹 茶太郎ポイントでかなり稼がしてもらいました

各自車に荷物を積み込んでいると・・

「冬の定例会があるんだから 夏の定例会があってもいいのでは?」

という声が出ました。

「いいですね~ 夏だとアジですかね!」

やれば絶対に楽しいはずです。
今回で3回目になった冬の定例会が、毎回すっごく楽しいことがそれを保証しています。

勿論、冬の定例会も第4回・・ 第5回と続けていきたいと心底思っています。


さっかさん 茶太郎さん
この度は本当に素晴らしい時間を共有させていただき、ありがとうございました。
またお願いしますね!


いや~ 釣りってホントにいいもんですね~


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