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釣行記 2013年6月29~30日 土曜日
千葉県 乙浜漁港
こどもパパ オープンオフ会の報告

開催から半月過ぎてしまった、このタイミングでアップするのもどうなんでしょう?
参加されたメンバーの中にはブロガーの方もいて、そちらでは既にこの記事は
その後の更新によって、だいぶ後ろにシフトしていたりします。

しかし、山形遠征オフ会のときもそうだったのですが、遅過ぎる更新により、
かえって、その時の感動があらためて蘇るようだったと、好評をいただいておりました。

学校に遅刻したこどもが言うような言い訳はこの辺にして・・
遅ればせながら、オープンオフ会の報告をさせていただきます。


今回は山形遠征メンバー中心に、伊豆でのオフ会を計画していたのですが
「近場でオープンなオフ会を!」の提案に満場一致でご賛同いただき、
南房 乙浜港でのオープンオフ会とさせていただきました。

かねてよりサイトの掲示板などで告知をさせていただき、またメールでの
お問合せや助言なども多数いただきながら、千葉県 南房総は乙浜漁港の
A地点を本拠地と決定しました。

開催する週は月曜日から週間予報を何度もチェックしていましたが
両日とも降水確率50パーセントと凹む予報でした。

予備日としていた翌週にしようか・・
または、雨でも楽しめるレジャーやキャンプ施設等を探そうか・・
雨天不可避での代替案がメールで飛び交います。

しかし、この時は梅雨真っ只中・・
延期したその日が降水確率50パーセントを上回る可能性も高いことは
言うに及びません。

そんな中・・

「BBQは、車と車との間にブルーシートで屋根を作ればできるのでは?」(oiさん)

という、前向きで独創的なアイディアが飛び出しました。
これが今回のオフ会の成否を左右する重大な一言となります。

釣りは雨でもOKなので、ブルーシート案により、細々とでもBBQが出来るのなら
やるしかないでしょう。
この日のために仕事の調整をしていたメンバーもいます。
予定通りの強行を決意するのでした。


すると・・

なんということでしょう!!

天気予報が大幅に変わり始めたのです。
降水確率が下がったかと思うと、次に雨のマークも消え、
更には「時折日が差す」となったのです。

参加皆さんの願いが通じたとしか思えません。
すっばらしぃ~っ!


掲示板でご案内したベース基地やBBQスポット(案)

さて、当日・・
変わり始めた予報は、その後も更に良い方へ変わり、
普通に良いお天気になっていました。


私は昼頃現地入りを予定していましたが、早くからさっかさんが
到着し、現地の状況をメールでお知らせしてくださいます。
釣況はあまり良くないようですが、基本は夜です。
さっかさんは、環境のコンディションなども報告してくださいました。


茨城から出発した私が現地に着いたのは昼過ぎ・・
埼玉のoiさんや群馬から駆けつけてくださったのぶあきさんご夫婦と
同じタイミングです。

のぶあきさんご夫婦とは初対面。
ご挨拶の後、最近の釣行の話等していて、すぐにアイスブレイク!
釣り仲間って、ここにあまり気を遣わないから、人見知りの私でも心配なぁ~し!!

続々と参加者が到着します。


まだ到着していない人もいますが、ここで今回のメンバーを
順不同でお名前だけ・・

さっかさん oiさん まんすりあんぐらさん 茶太郎さん のぶあきさん のぶあき奥様
NOZOMIさん NOZOMI奥様 おっちゃんさん ツリクソンさん 坊主君 
かわいいなっちゃん しんごさん ふぉんさん こどもパパ

皆さんはお互いに半分くらいの人は初対面です。
ワンショットレポでお馴染みのふぉんさんに関しては、
私以外は皆さん初対面となります(ふぉんさんは夜到着見込み)。


皆さんが集まって来る中・・
漁港は真昼間のまったりムード・・
このまま宴会に?

しかし、そこが釣り〇カの性なのでしょうか?
海を見て竿を出さないわけにはいかない・・


ちょうど隣のおじいさんとお孫さんたちのグループが、カタクチイワシを
入れ食いで釣っていたので、便乗することにしました。
とりあえず宴会の食材にはサイコーですもんねぇ!

私もアジングロッドにサビキを結んで釣り始めます。
コマセは?

おとな気ないんですが、隣のお兄ちゃん達のオコボレで・・

ところが、やはりズルはダメですね。
隣のお兄ちゃんがカタクチイワシを鈴なりにしているのに
私にはたま~に1匹・・ そしてまた1匹・・ こんな感じでした。


アオリの釣果が望めるらしい乙浜港・・
ルアーマンのoiさんがエギを投げないワケも無く・・

それにのぶあきさん、ヤエンの名手NOZOMIさんも続きます。


着いて早々 エギを投げ始める皆さん

申し訳ないのですが、この時点で私はアオリは無いよなぁ・・
と思っていました。

ただでさえ、メジャーな漁港ではオカッパリで型を見るのが難しい・・
やるなら夕方~明け方の夜釣り中心だし・・
その時間は、アジとカニが忙しい予定だったので
完全にアオリは他人任せでした。

ところが・・

イワシ釣りに興じている私の脇をNOZOMIさんが全速力で走り抜け・・
ギャフを持ってまた全速力で戻って行きます。

何やら誰かがアオリを掛けたようです。

それでもまだ半信半疑でした。

しかし・・
NOZOMIさんの全速力に、ただ事ではない緊張感を見出し、
私もとりあえず走ってそれに続きます。

その場所に着いてビックリッ!

なんと・・
1杯でもあり得ないと思っていたのに、oiさんとのぶあきさんのダボーヒッツ!!

お盆と正月が一緒に来て、しかもその両方でジャンボが当ったくらい
ひっくりかえる出来事が、まさに眼前で繰り広げられているではありませんか!

ふたりともNOZOMIさんのギャフ待ちで、バラさないよう、大変だったと思います。

ヤエンの名手 NOZOMIさんがギャフ入れします。
(これ・・ 持って来てたんだ・・ スッゲェ~・・)

ヤエンの名手が きっちり取ってくれました!

NOZOMIさんは、手慣れた動きで、次々とギャフにアオリを掛けます。

そして、なんと言うことでしょう!
見事に両方ともランディングに成功!


ダボーヒッツ ダボーゲッツ! 2人とも初アオリなんだと・・

どう見てもキロアップなアオリが2杯!
アオリが釣れるところ・・ 初めて見ちゃいました!

更に驚くことに・・
oiさんものぶあきさんも何を隠そう、(別に隠してないか・・)これが初アオリとのこと!

そして そして・・ お決まりの太公望演説ときたぁっ。

なんでもこのアオリ、先に掛けたのはルアーの名手 oiさん・・
それを慎重に寄せて来たところで・・
後ろにデカイのがもう1杯追って来ていることに気付き・・
すかさずのぶあきさんにそれを告げたそうです。

あろうことか・・(いや あったのです)その追って来たアオリも
のぶあきさんが投じたエギを抱き、ダボーヒッツとあいなりました。

NOZOMIさんによると、これはオス&メスのようです。

「おねーさんを深追いすると命取り・・」

私はこれを自戒の言葉とし、古くから下っ腹に仕舞っているのです。
このことで、私はイカよりちょっとだけスマートだということが証明されました。

な、ワケ無い?


オスとメスだそうな・・ 小さい方でもキロありそうです!!

しっかし・・
釣ったお二方がスッゲェーのは言うまでもありませんが、
真昼間から、こんなにでっかいアオリを2杯もプレゼントしてくれる乙浜港・・
まだ来たばかりですが、ここのポテンシャルに期待は膨らみます。
夕マズメから夜が待ち遠しくて仕方なくなります!

と・・

思ったそばから、また何かぶら下げて歩って来る人がいます。

まんすりあんぐらさんです。

「えぇ~~~っ!」

今度はタコです。


タコエギでマダコ! まさに狙って獲ったのはまんすりさん

しかも、これは皆さんがエギでアオリを仕留めるのを見た後で、
1人タコエギを結んでキャストしていた結果とのことです!

普通だったら結ばないですよね・・
タコエギは・・

まさにタコを狙って獲った一幕に、一同感服するのでありました。

初っ端から高級食材のラッシュです!


タコを洗うまんすりあんぐらさん 左はのぶあき奥様

一方・・ ベースキャンプ前ではイワシが更に濃くなります。

早めにアジの仕掛を用意したメンバーには次々とイワシが鈴なりに・・

これはこれで、焼いて食べれば、日本酒・洋酒・ビール問わず、肴に最高なのです。
準備の関係で、イワシ料理の最高峰である、酢〆は出来ませんが、
この時点で夜の宴会が素晴らしいものになることは既に約束されました。


これこれっ 地味ですがマジ美味しいイワシ!

カタクチイワシを美味しくいただく方法のひとつ・・
勿論「干し」です。

見てください。
天日干しです!
準備の段階でこの光景を、一体誰が想像したでしょう?
薄っすら雲が残るものの、ほぼ晴天と言える好天です。
雨のアの字もありません。

日光にあてたイワシは旨みがギュッと濃くなるんですよねぇ!
これを波音を聞きながら、炭火で焼き、キンキンの缶ビールをプシュッと・・
ん~ 堪りませんねぇ。

闇夜にぼんやり光る炭火の明かりと・・
それにポトポト落ちるイワシの焼き汁が、狂おしい香りを伴う煙となって漂い・・
私達のプシュッ! を加速することは、まず間違いありません。


っくぅ~っ 堪らん! 飲むしかないっしょーっ!

このように夜を待ちきれない人もいれば、釣り〇カの本性を持続している人も・・

たくさん釣れるカタクチイワシ・・
前者は「酒の肴にモッテコイ!」と思い、後者は「泳がせっきゃねーべぇ!」と思うはず。

実はお酒を飲まないのぶあきさんは後者。
イワシを泳がせ、置いてあった竿にアタリ!

巻き上げてくると・・
これが、まさかのあのオサカナだぁっ!

既に写真が見えちゃってますが、そう・・ ヒラメです。


群馬から参加ののぶあきさん アオリに続き ヒラメまで!

潤沢に確保できたイワシに・・
なんとキロアップのアオリが2杯!
そんで地ダコでしょ・・
加えて、このヒラメと来りゃぁ、もう釣りしないで飲むだけでしょ!

アオリとヒラメを釣ったのぶあきさん
釣り部門では間違いなくMVPっ!

あれ?
私が何にも貢献できていません・・

大丈夫!
夜になれば金アジがザックザク!
たぶんたくさん釣れるから控えめに・・
それにタイワンガザミも、チョー固め!!

この段階で真打が出るまでもあるまい・・

と、心にゆとりを残し、ちょうどその頃、予告より早めに到着した板さん・・ 
いや違う・・ ツリクソンさんのアオリさばきショーを堪能するのでした。

ツリクソンさん 限られた設備の中・・
しかも到着早々、ごめんなさい。
でも、包丁さばき・・ 鮮やかでしたぁ!

かわいいなっちゃんが、ツリクソンさんのかっこ良さに見惚れていました。
なっちゃんファンの私としては、ちょっと・・ いや、かなりヤケますぅ~。

おっちゃんさんは、うまそうなアオリ刺しが造られていくのを見ながら
それに合うお酒はなんだろう・・ と考えているようにしか見えませんねぇ。

そして・・
オレがギャフ掛けしたアオリだぜィ! と、満足気なNOZOMIさん。

みぃ~んなハッピーなのですっ!!


自己紹介する間も無く包丁を渡されたツリクソンさん

さて・・
華やかなフロントの陰で、15名の胃袋を満たさなければならない厨房・・
ここではまさに死闘が繰り広げられているのでした。

終止みんなのお世話に徹してくださったNOZOMI奥様・・
本当にありがとうございます。


厨房は大忙し・・ NOZOMI奥様 いつもありがとうございます!

そして・・
山形遠征メンバーの1人・・ oiさん。
そう、ブルーシートの男です
(別に河川敷に住んでいるわけではありません)
アオリをゲットしてくれたので、十分上座で休んでいただいてもよかったのですが、
それにもおごることなく、バックヤードでも大車輪の活躍です。

コンロに大きな鍋を2つ掛け・・
只者ではない手つきで調理を始めます。


ルアーマンそして料理の鉄人・・ その正体はブルーシート男!

右側は付近で獲れたジンガサや巻貝の塩茹でです。
これも まっじでウマイんですよねぇ~ 私は大好きです。

して 左側は・・!

な~んと 山形風(もっと言うとせんば風)芋煮の準備でしたぁ~っ!!

こっリゃぁ ヤバいぞっ!
すっごいサプライズだし、山形遠征組以外の皆さんに、是非味わっていただきたい・・
と、なんの役にも立っていない私が言うのもナンですが、事実そう思いました。


おっとぉ~! せんば風 芋煮の準備が進められていたぞっぉ!!

厨房が稼動を開始してからは、色々な芳しい香りが次々と・・

焼き鳥って話は聞いていたんですが・・
いや、それだけでも感動なのに・・ なぜか聞いてない違うものも乗ってます。

画像にはありませんが、この後に焼いていただいた大きなエビ(車海老?)も
香ばしくって美味しかったなぁ・・

これってマジでヤバくないですかぁ?

こんなに贅沢な幸せをちゃんと受け止めることは出来るのでしょうか・・


炭火にでヤキトリとサザエ!
(サザエは捕獲したものではありません)

oiさん渾身の芋煮は飛ぶように売れます。
勿論私もオカワリしちゃいましたぁ!

まさか海でこれがいただけるなんて・・
特に山形遠征組・・
隠れて泣いてた人いるんじゃないのぉ?

えっ 私?
いや・・ 泣いてはいないですよ。

でもこれは うめっ 泣けます。
oiさん 最高だったよ! ありがとうございます!


鉄人oiによる せんば風芋煮 あっと言う間に半分に・・

そんで これはoiさん? のぶあきさん?
どちらが釣ったアオリでしょう・・

どっちでもいいやぁ。
肉厚で甘くてうっめぇっ!

さっきまで泳いでたイカの王様・・
板長ツリクソンさんの包丁も冴え、まさに現地食いの極みと言えるでしょう。


美しい 肉厚 甘い 味濃い 歯応えバツグン!

この尋常じゃない美味しさに、周りの目があることをお忘れになったか
いつもご自宅でなさっている「あ~ん」はNOZOMIご夫婦。

実は、この後もっとスッゴいことになったのですが、カメラが追いつきませんでしたぁ。
残念・・

ご夫婦仲良く、そして何より楽しそうで、すっばらしぃ~っ!
あ~ あやかりたい、船借りたい、奥様借りたい・・(ワル乗り さっせ~ん)


船長・・ 奥様・・ これNGだったら電話ください。
即 落としますんでっ! 
とりあえず載っけちゃいましたぁ (笑)


あらぁ~ NOZOMIご夫婦は 夏もあっちぃ~ぜぃ!

ここで板長・・ いや、ツリクソンさんが次に手掛けるは・・?
いや~ これってダメ押しでしょ。
まな板の上に乗るは、のぶあきさんが釣ったヒラメです!(シモではありませんよ)

この冬に、60センチ超のヒラメを飽きるほどさばいたと言うその手つきは
そこらのプロの板さんにも負けません。
あっと言う間に5枚に・・

そしておいしそうな刺身が出っ来上っがりぃ~っ!

さっきまで泳いでいたアオリとヒラメを刺身で食べたことのある人・・
もしいらっしゃったら、お手数ですがメールください。
1通も来ないのはわかっていますけどねぇ。


アオリに続き、ヒラメをさばくツリクソンさん

こうなったらもう釣りは、いっかぁ・・
というわけではないのですが、次々と美味しいものが出てくるので
釣りをする時間がありません。

魚をさばいているツリクソンさんが持って来てくださった
高級国産黒毛和牛も、クーラーボックスで出番を待っている状況です。
(「国産」と「和牛」が被ってる気がしないでもないんですがお構いなく・・)


とても釣りのオフ会には見えないワンショットですねぇ!

記事をご覧いただいている皆様にクイズでーす。

この記事で1番目と2番目に出てきた美味しいものは何だったでしょう。
言ってみてください。

「・・・」

次から次へと、インパクトがスゴ過ぎて覚えていないんじゃないですかぁ?

いいんです・・ いいんです。
それが普通なんですよ!
おかしいのはこのオフ会なんですから。

ま~だ出てきますよぉ。

南房総だと言うのに、これは山形産のさくらんぼではないですかぁっ!!

実はせんばさんがこの日のために、oiさんのところに届けてくださったのです。
さくらんぼだけでなく、大好評 ワラビの漬物も送ってくださいました。

これには参りましたねぇ!

せんばさ~ん。
ホントにありがとうございましたぁ!!

デザートに美味しくいただきましたよぉ。
皆さん 絶賛でしたよぉ!


せんばさんにご提供いただいた 山形名産 さくらんぼ

さて、話をちょっとだけ釣りに戻します。

辺りが暗くなり始めると・・ 
私は目が見えなくなる前にと、電気ウキのカゴ釣りの支度をします。

さっかさん、まんすりあんぐらさん、茶太郎さんも用意します。
しんごさんはイソメを使っているようです。

他の皆さんも用意はしてきているのですが、
誰かが釣れるまで様子見のようです。

勿論その間、ルアーやエギは投げていましたけど無音。

辺りが真っ暗になりました。

何人かでカゴを投げているので、
誰かがマメアジ1匹くらい釣ってもよさそうなものです。
しかし、アジからの返事は一向に届きません。

私的にはあまり期待していなかった日中に、
あれだけの素晴らしい釣果が有ったのに対して
逆に、期待していた夜になってからは、魚の反応はゼロに近い状態です。

テッパンのカニも沈黙・・

こうなるとビールのピッチが上がってしまいます。
集中する時は失礼なほど他人のことも考えず、釣りに没頭する私ですが
冷める時はあっけないほどサッパリです。
ひとたび切れた集中力は、ちょっとやそっとでは戻って来ません。

まぁ、回遊して来ないとアジは何をやってもダメなので
竿は置いといて、また飲んで食べます。


まんすりあんぐらさんがタコエギで釣り上げたタコが茹で上がっています。
足?腕? ちょっと切っていただき、食べてみると・・
吸盤がペッチペチ! 身はコッリコリなのにシットリ!
当たり前ですが、これも最高に美味しかったですねぇ。
まんすりあんぐらさん、ごっちゃんでしたぁ。


まんすりあんぐらさんが釣ったタコもうっめぇ~っ!

私もせっかくエギ持って来ていたのに、軟体系を狙うことはありませんでした。
今になって思うと、なんてもったいないことをしたんだろう・・ 
別に、やっていれば釣れたって言うんじゃないですよ。

いるのかいないのか、釣れるのか釣れないのか・・
投げても、まったく自信が持てない・・
私にとってのエギングってそんなモンなんです。
もっとも1回しかやったこと無いんですけどね。

目の前であんなスッゲェーのが上がって、しかも上げたのは2人とも初アオリ。
モチベーションを保った状態でエギを投げ続けられる、またと無い好機でした。
こういう時にこそ、練習ではないですけど、経験を積んでおくべきですよねぇ。
ここ・・ ちょっと反省です。


でも、釣っていなくても食べた~いっ!

ヘッドライトを点けてツリクソンさんが2杯目のアオリをさばき始めます。
今度は造り方が違います。

やや大きめに切り出した身に、細かい格子状の切り込みを入れています。
分厚い身が食べやすくなるだけでなく、噛んだ時に甘味が口の中にふわぁ~っと
広がるようです。
勿論、通常では盛り付けた時の美しさもあるのでしょう。

やはり、手間をかけるにはそれなりの理由があるんですねぇ。


2杯目のアオリ・・ 板長の包丁が冴え渡る!

現地調達の食材はこのアオリをもって完売となりました。


この頃、やっとのことでイワシが回って来ました。
私がアジを狙っていた道具を、坊主君に託すと、鈴なりにはなりませんが
ポツリポツリとイワシを釣り上げていました。

かわいいなっちゃんが、これを食べたいと言うので
手開きでさばいてあげると、炭火で焼いて美味しそうに食べていました。
一見ささやかに見えるこの光景も、実はスッゴい贅沢なことではないですかぁ?

海辺の更けゆく夜・・
ビール片手に、美味しいものを食べて、釣り仲間と釣り場でワイワイガヤガヤ。
なんてステキな時間なんでしょう。

えっ! 釣り? 
いいじゃないですかぁ・・ これも釣りの楽しみのひとつなんですから。


ずっとこうしていたいのはヤマヤマなんですが、漁港関係者との約束で
夜のうちに広げたお店を片付けなければなりません。


釣り 料理 アウトドア 呑みのエキスパートが揃う空前のオフ会

そろそろお開きなんですが、ふぉんさんがまだ到着していません。

途中途中にいただく電話によると・・
まず渋滞でハマり、その後ドラマ?の撮影による通行止めで
足止めをくらっていたそうです。

その後ふぉんさんが到着した時は、私たちが撤収作業に追われている時でした。
でも、久々にお会いできてよかったぁ。

『ふぉんさんのワンショットレポ』 当サイトの看板コンテンツです。
2008年の1月に保田漁港で初めてお会いし、同年3月に単独でコンテンツを開設。
以来、6年以上に渡り釣果レポートを送り続けてくださっています。

何年振りでしょう・・

私達は漁港の迷惑にならないよう、片付けが済んだら
対岸の堤防に移動する段取りになっていました。

ふぉんさんもご一緒にいかがか?
と申し出ると・・

「私はこの後、小規模なポイントをいくつか回ります」

さすが房総のエキスパート・・
既に熟知しているはずのフィールドなのに、更なる探究心に感服です。
許された少しの時間、お話をすることに・・

ふぉんさんは毎週水曜日と日曜日に釣行されていたのですが
このところ、水曜日にしか行けなくなったそうです。

しかも、その水曜日の度に風が吹いたり、天気が崩れたりで
釣行自体が少なくなっているとのことです。

それでも、連続して房総というフィールドを攻め続けることが出来ているので
スポットで入る我々と違って、連続したデータを自ら蓄積することが出来るんです。
これってスッゲェ~なぁ・・

ふぉんさんとの話は尽きません。

その話は必ずしも良いことばかりではなく
やはり立禁が増えているとのこと。
有名出版社の房総釣り場案内に紹介されるほどの某釣り場も・・

ん~ 悲しい・・
悲しいって、釣り場が減ることではなく、
釣り場を減らしている原因が、私たち釣り人にもあること・・ 
少しでも たくさんでも・・

極端な話。
誰も釣りをしなければ、釣り場を閉鎖する理由って何があるんでしょう・・?
釣り場を維持するのも、失うのも、釣り人次第。

残された釣り場で末永く楽しめるように、そして私たちのこどもが釣りをする場所を、
本来教育する立場にある私たちが原因で、失わないようにしなければなりません。

大小の釣り場を、竿一本持って点々と回るふぉんさんのスタイルは
言ってみればミツバチが花々を次から次へと移動するのに似ています。
花を食い尽くすわけではなく、数多くの花々から少しずつ密をいただく・・
だれにも迷惑は掛けないし、むしろ花農家の歓迎を集める。

これを見習い、漁業関係者や地元の皆様と釣り人の関係を良い形にしたいものです。
(今回 ちょっとスペース使い過ぎちゃったなぁ・・ 反省・・)


釣行機会が半減してしまったふぉんさんの足止めは大罪・・
ほど良いところで、再開をお願いし、ひとまずお別れとなりました。
私は車中で休むことに・・



気付くと朝・・

さっかさん ツリクソンさん 坊主君 かわいいなっちゃん・・
その姿はもうありません。
一足早く、帰途に・・

そしてoiさんもこれから帰ろうかというところです。
道中の安全を祈り、お別れのご挨拶を・・
(今回 oiさんの存在感は圧巻でした)


残った人は、ちょい遠征して夢を追っていたり、堤防でイワシを釣ったり・・


堤防にはカタクチイワシの大群が押し寄せていました

実は前夜、ふぉんさんとの話が盛り上がり、1人遅れてここに着いた時は
皆様ZZZ。

仕方ないので、何か面白いことは無いかと、港内を見回すとイワシの群・・
早速ノベ竿を取り出して仕掛を作り、振り込んで誘うと、イワシが次々と掛かたのです。

ノベ竿で釣るのがまた釣趣をアップさせます。

そのままやってたら、絶対のめり込んじゃうに違いないと思い、
帰宅時の力を養うべく、15分程で納竿していたのでした。

朝になってもまだイワシの群がいるとは思わなかったのですが
それどころか、むしろ群の規模は大きくなっていました。

コマセを撒くといくらでも寄って来ます。
サビキを入れれば鈴なりだし、メタルやルアーにまで掛かってくるのです。
イワシはあっと言う間に洗面器一杯になり、ジップロックに移してお土産としました。


あっと言う間に 洗面器一杯のイワシが釣れました!

やがて遠征していたNOZOMI船長も帰ってきます。

船だけでなく、オカッパリも大好きなんですねぇ!
車で休んでいた奥様が起きてこられたところで、お帰りになりました。
NOZOMIご夫婦・・ ありがとうございました。

そして茶太郎さん、しんごさん、のぶあきご夫婦・・
皆様次々に支度が済み、お帰りに・・ 本当にありがとうございました。

最後に残ったのはおっちゃんさんと私・・


「イワシで一杯やりませんかぁ?」

と、おっちゃんさん。
確かに早朝だと言うのに太陽がジリジリ・・
つめた~いビール・・
どんなに旨いことでしょう?

ちょっとした焚き火でもして、イワシを炙ったら、それこそサイコーではないですか・・

猛烈な葛藤が私を苦しめます。
かみさんの誕生日に、お目当てのあの娘に誘われた感じです。

おっちゃんさんは満面の笑みで、私の首が縦に動くのを待っています。
悔しいけど素晴らしい笑顔です(おっちゃんさん 営業やったら?)。
負けそうになります。

しかし、ここで飲んだら運転できるのは早くても昼過ぎ。
いや、1杯や2杯じゃ済まないだろう・・
相手はおっちゃんさんだ。
そうだ そんなんで済むはずが無い・・ あるわけ無い!

これは帰宅が深夜になるだろう・・
釣具やキャンプ用品などの水洗いや片付け、イワシ干し・・
全てができなくなる・・
もしかしたら月曜日の出勤もどうなることか・・

「おっちゃんさん・・ 帰りましょう・・」

「じゃぁ そうしますか・・」

状況を受け入れ、お互い大人の判断をしたということで、
これ以上の問答は無く、つめた~いビールについては、
はなはだ残念ではありますが、ともにそれぞれの帰途に就くのでした。

おっちゃんさん、ありがとうございます。
今度、クーラー満タンにビール持って行きますねぇ!


かくして、今回の釣りオフ会も大成功となりました。
準備段階から皆様にご協力をいただき、当日は更に協調を強くし
何ひとつ不都合なく過ごせたのは、ひとえに皆様のお陰です。

ここで私が、あたかも主催者であるかのようにお礼を言うことには違和感があります。
それこそ主催者なんていない・・
『釣りが好き』をキーワードに集まった人たちが、それぞれの持ち味を活かし
楽しみを共有したに過ぎない・・
そんな気がしています。

みんな知らない人だったのに・・
これだけ多くの人が集まって、一緒に楽しめるってホント素晴らしいことですよね。

釣りの力ってスッゴいです!
だから私はいつもこう言うのです。


いや~ 釣りってホントにいいもんですね~


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