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釣行記 2014年4月28日 月曜日 |
宮城県 仙台湾 東北丸出船 |
日本一のポイントで 初めてのカレイ船 |
今回の遠征の最終日は山形から宮城へ移動し・・ 仙台湾からカレイ船に乗りました。 お世話になったのは当サイト『寄稿』のコーナーで せんばさんからいただく釣行記にも出てくる東北丸さんです。 6月にピークを迎えるという、日本一のカレイポイントで操業する船宿です。 この日は山形のホテルを2:50分に出て、 3:00にはせんばさんと合流の予定だったので、 前日 私は2:00に目覚ましをセットしました。 ところが渓流釣りの興奮と、カレイ釣りのワクワクで眠れず、 21:00頃 床に就くも、1時間ごとに目が覚めてしまい 最後は2:00を待たずにベッドから下りて、 散歩がてらタバコを買いに出掛けてしまいました。 でも、寝不足感は全くありません。 ワクワクでそれどころではなかったのでしょう。 ほぼ予定通り、3人で暗い高速を仙台に向います。 道路はガラガラで順調に仙台湾に到着・・ 4:30頃 東北丸さんで記帳を済ませ、エサなどを購入します。 この日は平日だというのに、カレイ船2艘が満席状態でした。 記帳時は3人並ぶのは無理と言われましたが、実際に乗ってみると 結構ゆとりがあり、せんばさんを挟んで3人並んで釣り座を確保出来ました。 |
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出船直後の様子 せんばさん | |
寒かったら航程はキャビンに入っていようと思ったのですが 寒さは全く無く、飛沫も掛かる様子が無かったので、 ラインをガイドに通して仕掛のセッティングなどをやっていましたが、 次第に飛沫が掛かるようになります。 退避するほどではないのですが、航程1時間と聞いていたので 少し休んでおこうと、出船後20分程でキャビンに入ります。 |
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わたし | |
さっかさん | |
せんばさん さっかさんは、キャビンで目を閉じていました。 私は・・ と言えば・・ 勿論眠れず、外の様子が気になって仕方がありません。 前述の通り、航程は1時間のはずでしたが、船が速力を落としているのか・・ 実際には1時間半程掛かりました。 いよいよ釣り開始です。 水深は約40メートルで指定オモリ40号。 仕掛はフリーですが、私は小突き用の3本針仕掛を用意しました。 竿とリールはカワハギ用に持っていたものを転用。 ラインはPE1号です。 エサは船宿が用意してくれたアオイソメのワンパックと・・ もうワンパックを購入し、足りなくなった時に備えました。 「いいよ~」 船長の合図で一斉に仕掛を投入します。 しばらくして・・ 「釣れない?」 と船長。 少し移動することになりました。 今度のポイントは起伏が激しいようで、底ダチ取りを頻繁に行います。 これが小突きにも繋がるような気がしました。 移動後早々、明確なアタリを感じ、合わせるとカレイが乗った手応え! 人生初の東北の乗り合いで、人生初の仙台カレイをゲットできました。 うれしいぃ~っ! さっかさんもすぐに釣り上げますが、なんと一荷!! 仙台湾の威力・・ これはスゴ過ぎます! 2人の様子を見ていたせんばさんもご自身の釣りに専念すると・・ いきなりダブルです!! |
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せんばさん お見事初っ端から一荷! | |
手のひらガレイの少し大きいやつがたくさん釣れるのかと思いきや、 なかなかどうしての良型主体です。 せんばさんによると・・ 以前は小型が主体だったようですが、最近は良型主体になったようです。 休漁期間が有ったからでしょうか・・ その後カレイは順調に釣れ続きます。 せんばさんもさっかさんもダブルで掛かっている様子をよく見掛けました。 私は誘いながら即合わせしているので、なかなかダブルになりません。 私の右隣に入った、地元のベテラン風のお客さんにも一荷が続きます。 ちょっと気合が入り過ぎたか・・ 実は遠征前に何人かの釣友に「竿頭を狙う」と宣言してしまったのです。 釣り上げるペースは悪くないのですが、常に1枚なので効率は良くありません。 針呑まれや他のお客さんとのお祭りもあるので、ちょっと勇気が必要です。 それでも周りがこれだけ一荷を連発していると、やはり「私も・・」となります。 すでに中盤頃だったと思いますが・・ アタリを送り込んで、なんとか私にも初の一荷が! ところがこの頃、たくさん持って帰るとさばき切れないと さっかさんは掟破りの1本針に変更しているではありませんか! それを尻目に、私は一荷での巻き返しで竿頭を取ろうと企みます。 |
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私にもやっと一荷が! | |
しかしここで、カレイの一荷に浮かれている場合ではないことが起こります。 このポイントでは船中何本かマダラが出るそうで、船長も「タラの反応出てるよ」と 時折アナウンスしています。 そんな時・・ せんばさんの掛けた魚がなんかそれらしいとのこと・・ 確かに重そうです。 せんばさんは慎重にリールを巻きます。 そもそもタラって釣りの対象なんだったっけ・・ とあらためて思いつつ、 その様子を見守ります。 そして浮きました! でぇっけぇー! 恐ろしいぃ~! 目の前に浮上したのは目測70センチを超えるマダラでした。 |
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生きてるマダラって多分初めて見ます デカいっ! | |
実は事前にせんばさんからは、こいつの話を聞いてはいたのですが まさか釣り上げるとは・・ 有言実行・・ さすがです、せんばさん。 さっかさんが見事タモ入れして、取り込み成功。 船中に横たわったマダラを見て、でぇっけぇ~! を連呼していると・・ 船長のそっけない一言 「これ まだこどもだよ」 なんですってぇ!? これがまだこどもなら大人はどうなっちゃうんでしょう?? 「こども」と聞いて更にビックリするのでした。 この日、船中でマダラはせんばさんの釣り上げたものを含め3匹でした。 羨ましいのは羨ましく、自分にも来てくれないかなぁ・・ などと考えますが、これは狙って釣れるわけではないので、 カレイを釣りながら、その時が来るのを待つしかないようです。 気持ちを切り替え、カレイですが・・ だいぶコツが掴めてきました。 船長は、置き竿の方が良かったりする・・ なんて言ってましたが 小突きは、エサやカラフルな仕掛のパーツを躍らせるのではなく オモリで砂を巻き上げることに意味があるようです。 夏場に素潜りをしていて、海底の砂を巻き上げると、 ハゼ系等の底にいる魚が反応し、寄って来ます。 そして、その後ベラやスズメダイなどが寄って来るのです。 こどもが小さい頃はそういうのをよく見せたものです。 なので、小突きは止めないように、 砂を巻き上げるイメージを持って、やり続けました。 小突き続けていると、その中でアタリが出ます。 周りが渋くなった時もアタリが出ていたので、全くのハズレではないと思います。 また、小突きでアタリが出ない時は、もしかしたら近くに砂煙に飽きてしまった カレイがいるかも知れません。 腕を伸ばして竿を立てると、吹流しの仕掛が砂煙の上がっていた地点に 少し引っ張られ、そこから上に上がっていく・・ 砂煙に飽きたカレイでも、この動きを見たら100%食うはずです(多分)。 それが効くのも砂煙が伏線になっているからだと思います。 船ベリの置き竿が良いというのは、多分偶然に波による船の揺れが 安定して底をトントン叩いてくれて、船長が船位を立て直す時の動きが 最後の食わせアクションになるのではないでしょうか・・ これを必然にするためには、底の起伏とか海況や風等、気が遠くなるくらい 多くの要素が一致しないとなりません。 砂煙に興味を示すような魚は、止まっているエサにはなかなか食いつかないし、 逆に、リアクションバイトに持ち込める可能性は高いはずです。 正しいか間違っているかは別として、 経験が無い分、いつもより余計にイメージに頼りたくなるのです。 結果として後半は数を伸ばして59匹(船中二番手)でした。 大型も多数含み、大満足の釣果となりました。 |
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カレイはマガレイ 59枚 型は良かった! | |
他ではツ抜けすれば新聞に出るくらいの釣果なのに・・ このポイントはコンスタントに数が出る、恐らく日本一のカレイ釣り場です。 せんばさんもさっかさんも、それぞれお土産多数! 帰港の航程も1時間半。 12:00まで釣りをして、13:30に帰着となりました。 3日間の遠征のプログラムはこれで終了となります。 帰りはせんばさんを帰宅に便の良い、仙山線の駅までお送りしながら 最後の昼食をご一緒しました。 駅でせんばさんを下ろし、握手を交わします。 心の底から「ありがとう」の気持ちが込み上げますが、なかなか言葉になりません。 見えなくなるまで、せんばさんを見送りました。 せんばさん、来年もまたお願いします。 名残惜しいお別れでした。 さて、これから300キロ以上のドライブです。 盛りだくさんなスケジュールで、最後は航程往復3時間の船釣りでしたが 不思議と体が元気です。 これも今回の遠征の賜物・・ 元気を分けてもらえたのではないかと思います。 道中は順調で、私は22:00頃帰宅することが出来ました。 釣り道具とかウェーダーの片付けや洗い物は翌日とし、 ササッとそのまま片付けられるものを整理してから風呂に入ると ちょうど0時ごろになっていました。 ひとりのリビングで至福の3日間を取り戻します。 これで一杯! ん~ これもまたとっても楽しい時間です。 いや~ 贅沢 贅沢。 |
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値千金のイワナ 帰宅後も思い出がリアルに・・ | |
カレイは翌日干物をたくさん作りました。 いしる入りと、いしる無しを作って食べ比べました。 結果は、いしる入りが断然美味しかったです。 カレイには合わないと思っていたんですが、ビックリです。 その他は煮付けと塩焼き・・ あとは冷凍で、なが~くこれを堪能することとしました。 せんばさん、奥様、ご家族みなさん、わらさイカさん そして同行してくださったさっかさん 本当にありがとうございました。 来年もぜひ、お願いします(とりあえず近々に東京で報告会召集です)。 三部作となりましたが、第二回 山形遠征の記事はこれでおしまいです。 いつもながらアップが遅くなり申し訳ありません。 よろしかったら今回は一緒に〆の言葉をお願いします。 いや~ 釣りってホントにいいもんですねぇ~ |
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