春の味覚　筍（たけのこ）を掘りに行く

春の味覚　たけのこを掘りに行く


ゴールデンウィークも残すところあと一日。というブルーになりかける5月4日、今日も車が出払っていて釣行できません。このＧＷは一度も釣りに行かずに、またあの現実の世界に引き戻されるのか・・夕方、三男坊が帰宅。アイスの当り棒を交換に行きたいと言います。ちょうどタバコが切れそうだったので、自転車2台でつるんでコンビニへ行きました。このところ気温が高く、今日は夏日。これまでの低気温がウソのようです。コンビニの帰り道、寄り道で竹林に寄ったところ・・なんとたけのこが急成長しているではありませんか！低気温と釣りに行けない欲求不満の中で、ボ～ッとしている間に出し抜かれた感じです。

あっと言う間に2メートル越え（ストロボ撮影）

辺りは暗くなってきましたが、急いで家に帰り、スコップを手に出直しました。と、言っても往復10分もかからないんですけどね。ところが慌てていたので、懐中電灯を忘れてしまい、薄暗い竹林を腰をかがめて歩き回ります。怪しい光景です。伸びきったたけのこならいくらでも見つかりますが、それでは意味がありません。 10分以上探し回り、やっとのことで手ごろなヤツを枯葉の中から見つけ出しました。


ちょうどいい感じのたけのこ（ストロボ撮影）

しかし、たけのこ堀りはこれから先が大変です。たけのこを中心に半径50センチを掘り進みます。充分な広さを確保しながら、たけのこの一番下と同じ位の深さまで掘り下げないとせっかくのたけのこが途中で『ポキッ』てなことになります。掘ること5分・・くらいかな・・やっとの思いで安全圏までスコップが入ると、今度はテコの原理を利用して根っこの下に滑り込ませたスコップをガッコンとやります。ころん・・ぐぇ～っとぉ～！ふぅ～


先っちょの緑の部分以外は地中でした

別に立ち入り禁止でもなければ、たけのこ掘り禁止でもないのですが暗い中でゴソゴソやっていると、なんとなく悪いことしてるみたいです。早々に立ち去ろうと思いましたが、私がこの1本と格闘している最中、息子がいいのを見つけてきました。「やってみろっ」とスコップを渡すと、気合が入ったようです。ひと掘りひと掘りは浅いものの、スコップの回転はなかなかのモノです。汗を拭いながら様子を見ていると、アッと言う間に根まで掘り進んでしまいました。若いって素晴らしいですね。最後のガッコン！なかなかのサイズ2本をゲット。帰り道に小さいのがあったので、サクサクっと3本目。


短時間で3本掘れました！

家に着くと・・息子が「たけのこ食べたい」と言いますが、下ごしらえが必要です。明日のたけのこご飯を約束して、今日は我慢してもらうことに・・本来、皮ごと茹でるところですが、中身を確かめたいのと、息子に見せたいということで皮を剥いて縦割りにしてみました。


割ってみると　たけのこのいい香り

ん～いい香りです。端っこをちょっと切って食べてみると、独特の苦味・渋みが口に広がります。ヌカがないので、今回は米のとぎ汁を使って簡単に茹で、今晩はこのまま放置します。あとは明日のたけのこご飯を夢見て寝るだけです。